テマリソウ(手鞠草)

科名 | ナデシコ科 |
属名 | ナデシコ属 |
学名 | Dianthus barbatus |
別名 | 手鞠草 |
耐寒 | マイナス5度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 季節による |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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目次
テマリソウ(手鞠草)の特徴は?

2016年・2017年からテマリソウの苗が流通するようになりました。昔は切り花でしか見かけなかったんですけどね。
夏の高温多湿が非常に苦手で夏越しできずに枯れることが多いです。特に暖地ではほぼ無理。秋に植え付けて春〜初夏に開花して夏に枯れる一年草扱いと考えれば、使い勝手の良いガーデニング材です。他の花を邪魔しないので寄せ植えにするといいです。
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水やり
テマリソウは美女ナデシコの園芸品種。美女撫子がそもそも乾燥に強く、過湿に弱いです。水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。土が濡れているうちは水をやらないで、土が乾いてから水をやるようにしてください。長期間土が濡れている状態が続くと根腐れします。受け皿の水は捨ててください。放置していると水が腐って根腐れします。
夏は過湿で腐って枯れやすいので水やりは控え、葉っぱをむしり、切り戻しをして涼しい場所で管理してください。それでも夏越しはなかなか難しいです。
肥料
秋に植えて、春に開花する間の生育する時期は液体肥料を二週に一回程度やるか、植え付け時に元肥料をやっておきます。肥料が多いと花が咲かなくなりますので、肥料は控えめがコツです。もしも葉っぱが茂るばかりで花が咲かないのであれば肥料過多を疑いましょう。
植え付け・植えかえ
時期
秋に苗を植えて、冬を越して春〜初夏に開花させるか、春にもう花をつけている苗を植えます。夏越しして、根詰まりしているようなら秋〜春に土を三分の1ほど落として、新しい土で植え替えをしましょう。用土
鉢植えの場合は用土は一般的な花と野菜の培養土か、そこにパーライトや川砂や軽石小粒を1割混ぜて水はけを良くしたものを使います。庭植えの場合は庭土に腐葉土か堆肥を入れて用土を作ります。庭土の水はけが悪いなら、川砂・軽石小粒・パーライトなどを入れて水はけをよくして植えましょう。鉢植えの手順は?

苗は多少ほぐしてあげると根が広がりやすくなります。
夏越し・冬越しして根詰まりしていて植え替えをする場合は、鉢から株を取り出して、新しい土で植え替えましょう。この時、株分も可能です。
庭植えの手順は?

穴に用土を半分だけ戻して、苗を植えつけます。隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやります。
夏越しさせたいならば、場所が変えられる鉢植えが適している。
管理場所・日当たり
夏以外は戸外の日当たりで管理します。夏以外は日光を好み、日光が不足すると開花しなくなります。葉っぱには雨が当たってもいいのですが、花に水が当たると萎れやすいので、できれば軒下など雨の当たらない場所が好ましいです。
夏越しについて
テマリソウは夏越しが難しいとされます。夏に枯れるものだと考えて、ダメで元々って感覚で夏越しに挑みましょう。枯れても当然って感じでね。暖地ではほぼ無理。中間地では地域・環境によっては無理ではない、程度。寒冷地では可能。古い葉っぱをむしって風通しを良くして、テマリソウ全体を半分ほど切り戻しをして、風通しの良い日陰か半日陰で管理します。
涼しくなり気温が25度以下になったら日向に移動させ、肥料を再開させましょう。
冬の管理
テマリソウは寒さには強いです。霜に当たっても枯れません(縮こまりますが)。寒さには強いのですが、土が凍るようだと根が傷んで枯れてしまいます。根が凍らないような場所で管理するか、室内の日当たりで管理します。ただし、テマリソウは寒さに当たらないと開花しないので、室内でも寒いところで管理してください。寒冷地以外では戸外で管理しましょう。