胡蝶蘭の育て方(花後の処理・水やりのコツ・植え替え)

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胡蝶蘭(ファレノプシス)

胡蝶蘭
科名ラン科
属名コチョウラン属
学名Phalaenopsis
別名ファレノプシス
みずやり乾かし気味に
場所室内
難易度中級者向け
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開花
植え
肥料
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栽培の特徴


まとめ
●しおれた花は摘む。
ミズゴケが乾いていたら霧吹きで水をやる。葉っぱにも水をかけてやる。
●花が咲き終わったら、2、3節を残して切る。
●冷暖房の風が当たらない場所で管理する。
●胡蝶蘭は他の植物とは育て方が全く違うと理解する。
●手間をかける人ほど来年咲かない。コツは放置。
●生育期には肥料を。
ファレノミディ(=ミニ胡蝶蘭)の方が若干育てやすい。

胡蝶蘭は熱帯雨林で生息する植物で、通常は樹に着生して成長し花を咲かせます。空気中の湿度が高い地域の植物で、土に根を張って水を吸い上げるというよりは、空気中の水分を葉や根から吸収します。
胡蝶蘭を咲かせる人
頑張って水をやって世話をやった人が意外と枯らしてしまうのに対して、コチョウランに興味がない人や、水をやるのも面倒だな、と言う人が翌年も咲かせる傾向があります。
手を掛ける人は、水をやりすぎたり、日当たりを気にしてアチコチ移動させてストレスを掛けたりするためではないかな、と思いますが、ラン類は株のよしあしや家の環境の相性もあって、一律に成長するとも限りませんので、コチョウランに振り回されない、ということが大事です。

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水やりと肥料


水をやる前にミズゴケを触って
ミズゴケに触れてみて、濡れている間は水をやらないでください。やりすぎると根腐れして、枯れてしまいます。水はジョウロではなくて霧吹きでやります。
水は控えめに
通常のガーデニング植物に水をやるとき、「土が乾いていたらたっぷりと」という記述を見かけますが、コチョウランの場合は、鉢底からドバドバとしみ出す位に水をあげるとやりすぎです。少し注ぐか、霧吹きでコケをしっかり濡らす感じです。
●葉っぱと葉っぱの間や茎の隙間に水が溜まっていると水が腐って病気になります。蒸発してしまえば問題ないですが、残っているとやっかいです。水のやりすぎに注意してください。水が残っている場合は、ティッシュなどで吸い取ってあげてください。

受け皿に水が溜まっていたら水を捨てる
受け皿の水をそのままにしておくと、水が腐って病気の原因になります。

夏は三日に一回、冬は一週間に一回を目安にしてください。環境や温度や湿度によって変わりますので、あくまで目安です。ミズゴケが乾いていたら、水やりのサインです。
葉に霧吹きをかけてあげてください
冬も夏も冷暖房のせいで室内は乾燥気味です。ミズゴケに水をやるだけでは、水が不足して葉っぱの元気が無くなってしまいます。元々胡蝶蘭の根には他の植物ほどの給水能力がありません。そこで霧吹きで根と葉っぱに水を掛けてください。
参考:胡蝶蘭の冬の管理・水やり
肥料は必要です
生育・開花には肥料が必要です。春から秋の生育期にラン用の肥料をあげてください。液肥を水に薄めてジョウロでやるか、霧吹きでやります。頻度は2週間に一回程度です。
●35度を超えるような真夏は暑さでヘバりますから、肥料はやらないでください。
●肥料は生育スピードを速めるもので、弱った固体を元気にするものではありません。弱った胡蝶蘭に肥料をやるとトドメを挿すことになります。
●気温が夜でも15度以上あるなら肥料をやってもいいです。
●胡蝶蘭は環境が悪くなると新芽を出して株を増やそうとします。水のやりすぎや肥料のやりすぎで危機的になっていると新芽が出てきます。

植え付け・植えかえ・種蒔き


咲き終ったら、花茎を切る
咲き終わった花の茎を2節か3節残して切る。この節から新芽が出てきます。節がないと次がないので気をつけてください。

管理場所・日当たり

胡蝶蘭が咲いているときは人が通る場所で花を楽しんで花がしぼんだら、茎を3節残して斬り戻して、春から秋は戸外の半日陰か明るい日陰、室内の明るい場所、冬は室内の明るい場所などで管理します。
●春と秋は戸外の半日陰か明るい日陰か、室内で。
●夏は半日陰だと葉焼けを起こしますので、必ず日陰か、室内に。
●冬は必ず室内で。

冷暖房の風の当たらないところに置きましょう。
暖房やクーラー、扇風機などなど、風が当たると花がしぼんでしまうので、風が直接当たらない場所で管理してください。直接当たらなかったら大丈夫です。
でも夏は風通しが良いほうが…
気温が30度近くになると、日本は湿度が高い状態になります。このとき風通しが悪いと病気になりやすいです。出来れば夏は風通しのよいところで管理します。
熱帯の植物です。寒さに弱いです
コチョウランは熱帯雨林の樹の枝の上で生育する植物で、直射日光に当たると葉焼けをしてしまいます。そこで年間を通して、カーテン越しの日に当てます。もしくは戸外の明るい日陰で管理します。
寒さに弱いので冬は室内で管理します。大体5度くらいまでは耐えますが出来れば10度以上。たまに強い寒波が来ると室内で管理していても枯れることがありますが、通常は室内のリビングなどで日が入る部屋なら簡単に越冬します。
●冬の出窓は氷点下になることがあります。寒波が来たら部屋の中へ移動させます。

その他


胡蝶蘭は非常に微細な種を作り、それが風に乗って熱帯雨林の木に張り付き、根を伸ばして育ちます。木にくっついてはいますが、寄生しているわけではありません。
自然では最初の葉っぱを出すのに数年、花が咲くまで非常に長い時間が掛かる植物です。
痛んだ花は摘みましょう
痛んで透けてしまった花は摘んでしまいましょう。しおれた花が他の花にあたっていると、しおれてない方も傷んでしまいます。

特徴・由来・伝承

普通、花が受粉すると、花は役割を終えてしおれるのが通例です。花を維持するメリットがないからです。ところが胡蝶蘭は、花が受粉した後に明らかに緑色に変化して光合成を始める種類もあるように、花の役割がほかの植物とは明らかに違うのが特徴とされています。

流通している胡蝶蘭にはそういったモノはありませんが、持ちがいいのはそういう理由があるのかもしれません。
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