イレシネの基礎データ
科名 | ヒユ科 |
属名 | イレシネ属 |
学名 | Iresine herbstii |
別名 | マルバビユ、ケショウビユ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 冬は室内 夏は外 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
スポンサーリンク
イレシネとは?
イレシネはヒユ科のアメリカ・オーストラリアなどの熱帯〜温帯に自生する多年草。花も咲きますが基本的には観葉植物。自生地では多年草なのですが、冬の寒さに若干弱く、春から夏のカラリーフとして楽しんだら冬の寒さで枯れる一年草と割り切った方が気楽です。ですが室内に取り込めば越冬は難しいものでもありません。一年草と考えれば初心者向きです。
水やり
普通の植物同様に水やりを乾燥にも多湿にも強い方ではなく、水切れ、過湿ともに注意します。と書くと繊細な育てにくい感じがしますが、普通に水やりをするのであれば問題なく育てられます。土が乾いたら水をやります。土が濡れているうちは水はやらないでください。水をやるときは鉢底から水が染み出す位にしっかりとやります。
冬の水やり
冬の水やりは控えて生育していない冬は水を吸い上げる勢いが鈍っています。水は土が乾いてから数日たってやる程度に控えます。
肥料
生育期間に肥料を生育時期に薄い液肥を二週間に一回程度やってください。イレシネは肥料をあまり必要とする植物ではありません。冬は肥料はやらないでください。冬に肥料をやると根を傷めて枯れることもあります。
植え付け・植えかえ
時期
春に植え替え・植え付けを行います。用土
用土は市販の花と野菜の土(培養土)か観葉植物の土で行います。培養土には腐葉土が入っていて、冬に室内に取り込むと匂いがしますから、冬に室内に取り込むならば、観葉植物の土で植え付け・植え替えをしましょう。庭植えするならば花と野菜の土(培養土)で植えてください。
鉢の植え付け・植え替えの手順
5号鉢に1苗くらいから始めます。鉢の底の穴を網で塞いで、その上に土が流れ出ないようにするための軽石を2cm敷きます。その上に用土と株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。春に植え替えをします。植え替えの際は古い土を落とし、傷んだ根を切ってから植え替えましょう。
庭植えの手順
植え付けの1週間前に20cmほど掘り返して、腐葉土か堆肥を元の庭土に対して2割ほど混ぜて、化成肥料を少量足して、用土とします。一週間たって馴染んだら、苗を植えます。苗の間隔は20cm。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。種まき
霜が降りなくなった5月に種まきをします。種まき用土は赤玉土単用かバーミキュライト単用がよいです。ここに種子をまいて1cmほど用土を被せます。日光が当たると発芽しにくいので、しっかりと土を被せましょう。乾燥しないように日陰で管理していると2週間ほどで発芽します。本葉が4枚になったら鉢や庭に植え付けます。挿し芽
生育時期の5月〜9月に茎を7cm前後に切って、下葉を落とします。できれば水揚げをするといいです。バーミキュライト単用か赤玉土小玉単用か、挿木の用土に挿して、日陰で乾燥しないように管理していると3週間で発根します。発根したら鉢や庭に植え付けます。挿し芽で増やせるので、春に1株買って、あとは増やすというのも可能。
以下のリンクも参考にどうぞ。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます春から秋までは戸外の日当たりで管理しますが、あまりに真夏の直射日光が強くて葉焼けするようであれば、半日陰へと移動させて下さい。もしくは春〜秋の間、ずっと室内の日当たりで管理します。
冬越しさせるならば室内で
霜に当たると枯れてしまいます。耐寒温度は5度と熱帯地方出身の観葉としては寒さに強いのですが、暖地以外で冬を越すのは難しく、冬は室内に取り込む必要があります。冬は室内の日当たり…窓辺で管理します。出窓など窓の近くは昼は暖かいのですが、寒波が来ると氷点下になることもあるので、寒波が来たら部屋の中央へと移動させてください。
病害虫
炭そ病斑点が出て黒く変色するカビの仲間。他の植物にも広がりやすいので、発生したら病変箇所を取り除き、殺菌剤を散布する。
アブラムシ
小さな虫で新芽にたかって汁を吸って、変形させてしまう。一旦増えると爆発的に増えるので、発見次第駆除する。前もってオルトランをまいておくと予防できます。
ハダニ
小さな虫で葉っぱの裏から汁を吸う。乾燥を嫌うため、葉っぱの裏に霧吹きで水をかけてやると予防できます。
特徴・由来・伝承
熱帯性のヒユ科の植物。多年草ですが、耐寒温度が5度と暖地であれば戸外の越冬も出来ますが、一般的には夏にカラーリーフとして楽しんだら冬には枯れる一年草扱いとなることが多いです。葉っぱがタマゴ方で丸いことから「マルバビユ」と呼ばれることもあります。スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。