タピアンの育て方…植え付けの時期は?冬越しもできるんですが…

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タピアンの基礎データ

タピアン
科名
クマツヅラ科
属名
バーベナ属
学名
Verbena
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
タピアンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

タピアンの特徴は?

タピアンはクマツヅラ科バーベナ属のサントリーが開発した園芸品種。匍匐して広がり、茎の節から発根して広がります。グランドカバーに適しています。バーベナというだけでも育てやすく頑健で長く花が咲き、同じサントリー花手毬同様に非常に花が多いです。

病気耐性も強く、ハッキリ言って花手毬よりも格段と花が多いです。大量に開花させるには、花ガラ摘みと肥料・日光が条件ですが、その手間が苦にならないほどです。ただし花ガラが汚く、花が「思ったより」小さい(たくさん咲くから何ら問題じゃないけど)。

タピアンは宿根バーベナ。なので寒さに当たらなければ、冬越しして来年も咲きますが、バーベナは連作障害を起こします。来年は今年のようには咲かず、何年かでまばらになり、消えてしまいます。

植え付け・植えかえ

時期

春(4月〜5月)に植え付けます。

庭植えの場合は、植えっぱなしです。鉢植えは鉢底から根が出ているなら、根詰まりしているので、植え替えをします。越冬したら、春に植え替えをしましょう。植え替えは毎年します。毎年しないとすぐに根詰まりを起こします。カブ分けもできます。連作障害を起こすのですが、土を入れ替えれば、予防はできます。

植え付け時期は苗が出回る春。ホームセンターなどにも売っています。匍匐性であり、草丈は低いのですが、株によっては立ち上がる(個体差ではないかと思うが原因は不明)。

匍匐性で横へと広がる性質ですが、他の宿根バーベナよりも横へ広がる力は弱いです。

用土

市販の花と野菜の土(培養土)で植え付けをします。自作する場合は赤玉土6腐葉土4と化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢植え

65センチのプランターで2苗か3苗を植えます。直径30センチの鉢ならば1苗を目安に植えます。

鉢底の穴を網で塞いで、鉢底石(軽石)を2cmほど入れて、その上に用土を入れ、苗を入れて、隙間に用土を入れていって最後に水をやります。水をやることで根と土が密着して根が馴染んで広がりやすくなります。

植え替えの場合は古い土を3分の1を落として、植え替えをします。

庭植え

庭植えにする場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰(1平方mあたり150g)を混ぜて中和し、植え付けの1週間前に庭土に対して3割ほどの腐葉土か堆肥と化成肥料(1平方mあたり100g)を混ぜて用土とします。

この用土を穴に半分戻し、苗を30cm〜50cmの株間で配置して、隙間に土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
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管理場所・日当たり

日当たり〜半日陰で管理します。直射日光にも強く、真夏も日当たりで大丈夫です。

越冬

耐寒温度は0度。冬になると寒さで枯れることもありますが、霜に当たらないようにし、土が凍るほどの地域で無ければそのまま放置していれば越冬します。地上部は枯れてしまいますが春には芽吹きます。寒い地域でも株もとを腐葉土でマルチングすれば越冬可能です。

連作障害

バーベナは連作障害を起こします。2年目にも同じ土・同じ場所で育てると、全く育たないわけじゃないが、生育が悪く花がチラホラとしか咲かず、病気になりやすい。その場所・その土では長く持たないが、芽吹いた株を他の場所・土に植え替えたり、挿木で別場所で更新するなどすれば継続させることもできる。

継続にも限界がある。植えて3年か4年で消えると考えた方がいいです(あなたも飽きるだろうし丁度いいと思う)。
種子はできない(できにくい)。種子ができたとしてもタピアンの性質を受け継ぎにくいので種子で増やすことには期待しない方がいいです。

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は、自然に降る雨でほぼ大丈夫ですが、乾燥して土がカラカラに乾いていたら水をやってください。濡れているなら水はやりません。梅雨時期は土を見て水をやってください。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。土が濡れているならば水はあげないでください。バーベナはどちらかというと乾燥に強く、過湿に弱いタイプです。水をやりすぎないようにしましょう。水をやるときは鉢底から染みだすくらいにやってください。

冬は活動が鈍くなってはいますが、気温があれば成長しているので、様子を見つつ水やりを継続します。水が切れると、ダメージがあり春以降の生育に悪い影響があります。

花をたくさん咲かせるコツ

摘芯・花ガラ摘み・切り戻し

摘芯して脇芽を増やすとドンドンと花が増えて花の絨毯のように増えます。マメに花ガラ摘みをして、花が一段落したら、花ガラ摘みと摘芯を兼ねて全体を定期的に刈り込むと、よく広がり、開花が増えます。

肥料

タピアンは長い間非常によく咲き、。そのために肥料の追加が必要で、肥料喰いな植物です。肥料が切れると花が途切れてしまいます。生育期間中(4月〜10月)は1週間に一回、水の代わりに液体肥料か、1ヶ月に一回化成肥料を必ず追加してください。

真夏に暑さで花が止まるのであれば、肥料は止めてください。

病害虫

害虫には強いです。

ウドンコ病が発生することがある。ウドンコ病は白い粉を吹くカビの一種で乾燥すると発生しやすく、株が弱っていると発生しやすい。夏の暑さで弱ったり、連作で株が弱っていると発生しやすい。ウドンコ病が発生したら、病変箇所を取り除いて消毒する。涼しくなり、株が健康であれば発症しても回復する。

最後に…

栽培のより詳細はバーベナを参考に。その他のバーベナについてはバーベナの仲間・品種を参考にしてください。
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