イエローリボン(ニオイヒバ・コニファー)の育て方

TOP > ヒノキ科 > ニオイヒバx最終更新画像投稿

イエローリボンの基礎データ

nophoto
科名
ヒノキ科
属名
クロベ属
学名
Thuja occidentalis 'Yellow Ribbon'
耐寒
マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
イエローリボンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

イエローリボンの特徴は?

イエローリボンはヒノキ科ロベ属のニオイヒバ園芸品種。常緑高木の針葉樹コニファー)。ニオイヒバなので葉っぱを揉むといい香りがします。春の新芽の時期はほぼ黄色。初夏から秋は黄色がかった緑。冬はオレンジ(枯れ色に近いかもしれない)、と季節によって色が違うのが魅力。樹形はニオイヒバのヨーロッパゴールドに似ている。根が浅いため若干横風に弱く倒れやすいとされるが、細い根が多いためそこまででもない。1年で30cm成長し、刈り込みに強い。
樹高5m
コニファーイエローリボンの商品画像
コニファーイエローリボンの購入はこちら
Amazon
楽天市場

水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。しっかりと根付くまで1年ほどかかり、その一年は庭植えでも水をやるようにする。水切れすると葉先から枯れ込んできて、最悪枯れるので注意。
普通は鉢植えにしないので割愛。鉢植えにした場合は普通の水やりをする(土が乾いたら水をやる)。

肥料

2月と9月〜10月に緩効性化成肥料油粕をやる。化成肥料であれば、周囲にまきます。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。

2月の肥料は新芽のための肥料。秋の肥料は夏に不足した栄養を補給するもの。
肥料がなくてもよく生育するが、肥料が少ないと葉っぱが少なくなり、葉色が悪くなる。枯れこむことがある。コニファーが意外と肥料を食うので肥料はやったほうがいい。肥料をやらなくても枯れない(葉っぱが枯れ込んでも株が枯れることはない)。
葉っぱが元気のないイエローリボンなんて意味ないので肥料をやりましょう。

化成肥料の商品画像
化成肥料の購入はこちら
Amazon
楽天市場

植え付け・植えかえ

時期

春(3月4月)か秋(9月10月)。春の新芽が動き始める頃がより適した時期。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。もしくは庭土に3割ほどの腐葉土か堆肥を加えて使用する。

庭植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴…直径40cm深さ40cmとか…を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

複数株を植える場合は株間は1m〜1.5mほど空けます。

グラグラするなら支柱をする。イエローリボンは根が浅いので支柱があった方がいい。

管理場所・日当たり

暑さ寒さに強い。北海道中部くらいなら大丈夫。おそらく北海道北部でも問題ない。

日当たりを好むが、多少の半日陰でも問題なく十分育つ。ただし、日当たりが悪いと葉色が悪くなり、葉っぱが少なくなり、イエローリボンの良いところが薄くなるのでやっぱり日当たり推奨。

越冬

冬の寒さに当たって葉っぱがオレンジというか枯れ色になるが枯れておらず、春になれば色が戻ります。

寒さには強いが、積雪で枝割れが起きます。雪が降る前に、雪囲いをして枝割れを防ぎます。雪が積もらないように紐で縛って、積もらないようにします。雪が積もらないか、そこまでではないなら不要です。

病害虫

コガネムシミノムシハダニアブラムシカイガラムシスス病などが発生します。

剪定

時期

冬に強い剪定をし、他の季節は樹形を整えるようにする。剪定のメインはこの冬の剪定。春以降(主に6月)にも剪定はするが葉っぱを軽く落とす「補助的」なもの。ちなみに6月ごろに葉っぱを剪定するのは春(4月5月)は黄色い新芽の出る時期でこの時期に葉っぱを落とすのはもったいないから。

樹形はオーソドックスな円錐形(紡錘形=涙の形)を維持する。
●冬に剪定するのは冬に樹液が動かないので、太い枝を切っても樹液が流れ出ず、ダメージが少なくて済むから…とされる。
●イエローリボンは放置していても円錐形を維持するので、そのままでもいいが、そのままだと樹高5mになるので小さく抑えるように毎年剪定することになる。

手順

冬に太い邪魔な枝を落とす。そうはいってもイエローリボンはそこまで乱れず円錐形を維持するので問題がないなら剪定しなくてもいい。日当たりが悪いなどして斜めに育つことがあって、そうなると樹形を整えるように剪定する頻度は高まる。

6月ごろにには樹形を円錐形にするように葉っぱをむしる。気がついたら、でいい。手でむしってもハサミでむしっても同じ。ハサミで切ると切り口が茶色になる…というが切り口はどうやっても(手だろうが鉄製ハサミだろうがステンレスだろうが)茶色になるため一緒。

小さく抑える剪定

イエローリボンのいちばん上の枝の「芯」を切ると大きくなりにくくなります。芯を切っても次の芯が出てきて大きくなろうとするんですが、そのたびに芯を切って高さを制御するようにします。

秋に枯れた葉っぱを取る

秋に幹の近くの葉っぱが茶色くなっているので、これをそぎ落とす。軍手でガサっと撫でると落ちるので、落としておく。放置していると枯葉がついているところからは次の葉っぱが生えづらいし、夏に蒸れて病気になりかねないので落とした方がいい。
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

イエローリボンのカテゴリ・タグ

園芸品種寒さに強い香りコニファーニオイヒバ

ヒノキ科

スポンサーリンク