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トマトの病害虫・トラブル

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トマトの病害虫・トラブル

トマトの病害虫・トラブルのまとめのページです。トマトは美味しいのか病害虫が発生しやすいです。
参考リンクトマトミニトマトミディトマト
株全体が急激に萎れて、葉っぱが青いままで枯れる。原因はラルストニア・ソラナセアラムという細菌で他の株に感染していく。水やりが多いと発生しやすい。耐病性の接木苗を使うことで予防できる。

青枯れ病は茎を切ると白い液が出てくる。茎を切って水につけているとジワーっと煙のように染み出してくる。

土の中に細菌が残り、2年〜3年残るため、トマト栽培を避ける。連作することで発生率が上がるので、トマト・ミニトマトの連作を避ける。地温の上昇を避けるために敷きワラ・マルチをする。使用したハサミなどの道具は必ず消毒する。ネコブセンチュウが発生すると青枯れ病も発生しやすいので、ネコブセンチュウ対策が青枯れ病対策にもなる。
土中に潜む小さな虫で、根に寄生してコブを作り、徐々に生育が不良を起こして枯れてしまう。天気が良い日中にしおれて、夕方になると立ち直る…というサイクルを繰り返しつつ、徐々に枯れていく。連作障害も一つの原因。
ネマトリンエース粒剤・クロルピクリンなどを利用する。
ダニの仲間で肉眼では見えないほど小さい。被害に会うと葉っぱの裏がテカテカになり、葉っぱの縁から枯れてくる。果実にも寄生する。乾燥すると発生しやすい。対応薬剤はアファーム乳剤、コロマイト乳剤、モベントフロアブル、グレーシア乳剤など。
葉っぱにのたうち回ったような白い線が走っていたらエカキムシハモグリバエというハエが葉っぱに卵を生みつけ、卵から返った幼虫が葉っぱの中を食べた結果が白い線。春から秋に発生する。発生が多いと枯れることもある。白い線の先に幼虫がいるので指で潰す。予防するには黄色い粘着トラップを使うか、株全体を防虫ネットで覆う。
●ハモグリバエに対応する寄生蜂がいるのでハモグリバエの被害は途中で収束することが多いが、油断していると葉っぱのほとんどがお絵かきされてしまうことがあるので、薬剤を散布したほうがいいです。

新芽や茎や葉の汁を吸う小さな虫で、発生すると爆発的に増える。ウィルス病を感染させるので、発生したら即対処する。水で吹き飛ばしたり、テデトールする。キラキラするものが苦手なので銀マルチを張ると予防できる。
●不健康な株だと発生しやすい。
●黄色いものに引き寄せられるので、黄色い粘着トラップも有効。

ヘタの周囲に穴が空いていて、フンがついていたらタバコガ・オオタバコガの食害です。6月〜10月まで発生する。最初は幼虫が新芽やツボミを食べ、成長したらその幼虫が果実に穴を空けて食べます。

次々に食害するため、1匹でも被害は目に見えて見られ、その1匹が500〜1000の卵を生むため被害が大きくなる。薬剤(スピノエースなど)で駆除できるが、実の中にはいると薬剤が効かないので、発生したら、早めに散布して駆除する。
小さなダニの仲間で、高温・乾燥で爆発的に増える。葉っぱの裏から汁を吸い、被害があった場所は白く色が抜ける。水を葉っぱにかけることで予防できる。風通しが悪いと発生しやすいので、下葉を整理するとよい。ウィルス病を感染させる。

ベニカマイルドスプレー・コロマイト・ダニ太郎・アファーム・モベントなどで駆除するが、ハダニは薬剤耐性をつけやすいので、三種類ほどをローテーションで使って駆除するようにする。
ウィルス病でトマト黄化葉巻ウイルスが原因。成長点に近い部分の葉っぱの葉脈以外が黄色くなり、葉っぱが巻いて、縮れる。徐々に株が弱っていく。枯死にはなかなか至らないが、生育が悪くなって収穫は酷く減る。コナジラミなどによって感染する。コナジラミなどを防除することで予防できる。

TY耐性のある苗を植えると予防できます。
成虫・幼虫が葉っぱ・果実などの汁を吸う。トマト黄化エソウィルスを媒介する。キラキラしたものを嫌うので銀マルチが効果がある。逆に黄色いものに集まるため、黄色の粘着トラップが有効。ベストガードやモスピランが効果があるが、スリップスを食べる天敵も殺してしまうので、テデトールが好ましい。
果実などの汁を吸う。果実の形状が歪む。芽かきをして、果実より下の葉っぱを取り除き、風通しをよくすることで発生はかなり抑えられる。見つけ次第、補殺していると数はかなり抑えられ、木酢液を薄めて週一回散布することで予防できる。
葉裏に白・灰・茶色のカビのようなものが見られる。原因はカビ菌。下葉から広がり、低温多湿で発生しやすい。水やりを控え、葉を取り除き、密生を避け、風通しをよくすると予防できる。また、株が不健康だと発生しやすい。露地植えやベランダ栽培ではあんまり見られない。耐病性の品種がある。

梅雨前に薬剤(予防剤)を散布することで乗り越えましょう。
窒素過多によって、茎の中で窒素が詰まって変な感じになったもの。元肥・追肥の量を見直す。メガネが発生した場所より上の花房では落花・落果・果実の肥大不良になったり、芯止まりなどが発生するため、メガネのところで切って、その下の脇芽を育てる。品種によってなりやすいものとなりにくいものがある。
カブラヤガ、タマナヤガの幼虫で根を食べる。2匹か3匹程度で株が枯れるくらいの強敵。ミニトマトは頑健なので、根がなくなったものを土に挿していると、発根して盛り返すこともある。ネキリベイトなどの薬剤で駆除する。
肥料過多
窒素過多(=肥料過多)だと、葉っぱが内側に巻いて、葉の色が濃くなり、さらに過剰だとよくしげり、花が咲きづらい。また葉っぱが増えると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなるので、肥料過多は避ける。
●肥料過多だとめがね(異常茎)が発生する。
●肥料が過剰ならば、脇芽を少し伸ばしてから切ったり、果実を摘果せずに肥大させるなどして肥料を消費させることである程度、改善させられる。

肥料不足
肥料が不足すると、葉っぱが上に巻いて、葉色が薄くなり、黄色くなる。肥料を追加することで回復するが、肥料をやっているのに症状が出る場合は「水やりが足りない」可能性がある。固形肥料は水に溶けて、それが根から吸収されるので水やりしないと施肥しても吸収できないため症状が出る。
肥料をやっていなくて症状が出た場合は、液体肥料をやる。液体肥料は即効性で長期に残らないのでミニトマトには適している。
トマトの肥料を参考に。
成長点が伸びず、成長が止まる状態。品種によっては芯止まりしやすいものもある。
果実のお尻が傷んでしまう症状。「腐れ」と文字があるが腐ってはおらず、そのまま放置していると赤く熟して食べられる。症状が出たら回復はしない。原因は「カルシウム不足」で、苦土石灰を追加することで予防できる。もしくは果実かその近くの葉っぱにカルシウム剤をスプレーすることで予防できる。スプレーの方がより即効性があります。
●元肥に苦土石灰を混ぜることで予防できるが、それでも不足するので、苦土石灰を追肥とともに追加するとよいです。
水分の吸い上げすぎ、雨に果実が当たるなどして、裂果(実割れ)します。収穫後に水洗いしただけで割れることもあります。
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