フィンガーライムの育て方

TOP >ミカン科>>管理

フィンガーライム(キャビアライム・ブッシュキャビア・ブッシュライム)

フィンガーライム
科名ミカン科
属名ミクロシトラズ属
学名Microcitrus australasica
別名キャビアライム・ブッシュキャビア・ブッシュライム
みずやり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像の投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
スポンサーリンク

目次

  1. 育て方
  2. 水やり
  3. 肥料
  4. 植え替え・植え付け
  5. 管理場所
  6. 病害虫
  7. 剪定・切り戻し
  8. 雑記

育て方

育て方
文章の修正フィンガーライムはミカン科の果実樹。オーストラリアの在来種でキャビアライム・ブッシュキャビア・ブッシュライムなどの別名がある。オーストラリアのシェフが食材として使ってから徐々に世界に認知され、とうとう日本にも広まりつつあります。5センチほど長さの果実の中につぶつぶの果肉があり、この果肉がキラキラしてて食感はプチプチ…というかシャリシャリで強くて、簡単には潰れない。果肉が破れることで柑橘系と山椒が混ざった香りがします。貴重で苗も果実も非常に高価。果肉はピンク・白・緑と多色あり、品種も多くある。四季なり性で自生地では一年で3回収穫できるんですが、日本では基本的に一回だけ(温室があれば2回収穫も可能)。

5月6月あたりに開花したものが8月〜10月に収穫。単為結果で受粉しなくても結実するので植え付けは一本でもよいです。

枝には大量のトゲがあり、寒さに弱い。レモンが栽培できる地域であれば、戸外での栽培は可能。それより北では冬は室内に取り込めるように鉢植えにする。
まとめ
●樹高1.5m〜2m。横幅2m〜5m。鉢植えにするともっと小さくまとまる。
●寒さにちょい弱い。5度以下で落葉。耐寒温度はマイナス5度。
●暑さにもちょい弱い。夏の直射日光で葉焼けするので、半日陰に移動させたい。
●日光を好むが、半日陰でも十分育つ。
●3月以降に気温が上がってきたら剪定する。
●乾燥気味の水やりで。
肥料は控えめ。
●苗も実も高価。

参考リンクレモン
スポンサーリンク

水やり

文章の修正フィンガーライムの自生地は乾燥した地域なので水をやりすぎたり、土の水捌けが悪いと根腐れを起こしやすい。春と秋は晴れた日は毎日、夏の乾燥時期は朝と夕方の2回水をやる。冬は土が乾いてから水をやる。
●梅雨は水やりを控える。

肥料

文章の修正フィンガーライムは他の柑橘系より肥料を必要とせず、NPK(8-8-8)の肥料を生育時期の5月〜7月、9月〜10月あたりに肥料を適宜、少量やるくらいにします。肥料が多いと肥料焼けを起こす。控えめにしておきましょう。

植え替え・植え付け

文章の修正接木の方が性質が強く、大きめの苗の方が寒さに強いので、できれば接木で大きく育った苗を買いましょう。もちろん高価です。
水捌けの良い弱酸性の土を好む。日本の土は弱酸性なので露地植えでphは気にする必要はないです。用土は一般的な培養土赤玉土を1割か2割ほど追加して水捌けをよくしてから使う。
鉢植えにする場合は根詰まりの様子を見つつ、ひとまわり大きな鉢に植え替える。その際に根鉢をほぐして植え替える。苗を植えたら三年か四年までは室内で管理し、その後、戸外栽培ができそうな地域なら戸外に植える。鉢植えでも収穫だが、地植えの方が生育もよく収穫も多い。
枝がフサフサに伸びたら取り木して株を増やすことも可能。
●接木苗は台木は大体カラタチ。カラタチの方が生育が強いため、いつのまにかカラタチにとって代わられるなんてこともある。
●海外のサイトにはココピート、パーライト、川砂が用土によいとされるが、赤玉土を追加したもので十分。
●実生から育てると収穫まで時間がかかる。

管理場所

管理場所
文章の修正戸外での栽培は?
暖かい地域の植物ですが、そこそこ寒さに強い。マイナス5度くらいまでは耐えるが、これは株が大きくなったもの(四年か五年株以上)であって、鉢植えにしている大きさではそこまで寒さに強くない。レモンが栽培できる地域なら栽培は可能。ところで管理人は広島在住で、広島は「レモンの生産地」なのですが、レモンを生産しているのは広島でも「島」であって、本土の平野部では何年かに一回に来る寒波で枯れる可能性が高い。なのでフィンガーライムの戸外での栽培は四国以南・九州中部以南・和歌山以南が「境目」だと思われます。これより北の地域では冬は室内で管理します。室内での管理でも収穫は可能です。

気温が0度〜5度になってくると落葉する。落葉するのはエネルギー節約の生理現象なので枯れているわけではない。水やりを控えて管理しておけば、春になると新芽が出てきます。
●フィンガーライムを栽培している地域は、和歌山・四国・九州(熊本)などで、それより北の地域でも栽培できたというブログが散見されるけど、怪しいと個人的には思う。これより北で栽培している農家はハウス栽培で加温している。上記地域の農家でもハウス栽培(無加温)しているが、これは収穫を増やすためだろう。
●自生地では気温が平均温度が10度を切ることはほとんどないが、最低気温はたまに0度を切ることがある。自生地でも寒さに当たって落葉し、春に芽吹く。
●福岡・愛知・神戸・広島本土・東京・千葉という緯度は冬は室内が無難。戸外で越冬したという報告はあるが、瀕死状態かギリギリ。

日当たり
日当たりがこのましいが、半日陰くらいなら問題ない。トゲがすごく、風に吹かれると自身のトゲで葉っぱを傷つけズタボロになる。また、同じ理由で果実もズタボロになる。風が通らない場所で管理するか、フェンスなどに絡ませる。

夏の強い日光は避けた方がいい。夏は半日陰に移動させてください。また、西日を避けます。強い日光では葉焼けを起こします。

病害虫

文章の修正蝶の幼虫
ミカンの仲間のため、蝶の幼虫が葉っぱを食べる。これが凄まじい勢いで食べるため、あっという間に丸裸になりかねない。よく観察して芋虫は取り除き、卵も発見次第、取り除く。卵は葉っぱの裏に産むので注意。
黒点病
フィンガーライムは本来は、乾燥した地域の植物なので、日本の高温多湿の夏が苦手。湿度が高いために根腐れや病気や黒点病が発生しやすい。
アブラムシ
葉っぱや茎から汁を吸う。枝が混み合うと発生しやすいので、枝を捌いて風通しをよくする。発生したら、数が少ないなら取り除き、多いなら薬剤を散布する。
ナメクジ
湿度が高いと発生し、葉っぱを食べる。

剪定・切り戻し

文章の修正剪定時期
剪定は芽吹いて開花する前…蕾をつける前の3月〜4月に行う。寒い時期に剪定すると調子を崩して枯れ込んでしまうことがある。枯れた枝は切り落とす。
間引き剪定
剪定はまず、不要な枝を適当に間引いて落とすようにする。フィンガーライムは春から秋に細かい枝が伸びるのですが、これをそのままに出していると、風通しが悪くなり、高湿度になって病気(黒点病など)にかかりやすくなります。病気予防のためにも毎年、剪定は行います。
●春から秋に伸びた細かい枝に開花して結実します。なので、バシバシと強く切り落とすと、結実しなくなるんですが、風通しが悪いのは困る。何度か経験して丁度いい枝量を把握していきましょう。
●棘がすごいので剪定の時にはトゲに強い手袋をつけて行いましょう。
●間引き剪定は春以降も風通しをよくするために適宜行う。

切り戻し剪定
不要な枝を間引いた後は、果実をつけたい枝の先を切り戻します。切り戻すと今年、切り戻したその枝から、春・夏・秋に新枝(=結果枝)が出てきて、来年その枝の先に開花し果実がつきます。なので、枝の全てを切り戻すと今年、一切開花しなくなりますので、今年開花させる枝はそのままに、来年開花させたいものだけ、先を切り戻します。

雑記

文章の修正
●春(4月前後)に開花し、秋(10月前後)に収穫する。秋にも開花するが寒さで休眠するため収穫にはいたらない。温室があって加温すれば収穫も可能。
●花がよく落ちる。株が五年以下の場合は結実にはなかなか至らない。そういうものなので気にせず管理しましょう。
●上に伸びた枝より、横に誘引した方が開花しやすい。これはフィンガーライムの性質ではなくて、植物にはよくある性質。
●市販のフィンガーライムの果実からも発芽する。冷凍したものでも発芽する。種まきは4月下旬から5月。発芽までは2週間から1ヶ月。
●ピンクのフィンガーライムが乾燥に強く、育てやすい。
●アトラシカは学名の「austoralasica」のことかと思われる。つまり品種名ではなくて、単にフィンガーライム全般の名前。おそらく仕入業者が適当につけたか、勘違いしてつけた名前がそのままになっているんだと思われる。
●品種デザートライムはトゲが少ない。
●雌雄の花が咲く。
●たくさん実をつけると翌年、開花しても落花してしまう。
スポンサードリンク

記事の紹介

同じ科の植物

キンカン
ミカン科
サザンクロス
ミカン科
グリーンハット
ミカン科
ボロニア
ミカン科
シキミア
ミカン科

人気記事

ポポラス
フトモモ科
ピレアグラウカ
イラクサ科
アキランサス
ヒユ科
レックスベゴニア
シュウカイドウ科
四季咲きナデシコ・テルスター
ナデシコ科

10月に開花する植物

パンドレア
ノウゼンカズラ科
ルドベキア
キク科
バレンタイン
キク科 ヒマワリ
レンゲローズ
バラ科
トーマスエイベケット
バラ科 薔薇

10月に植え付け・植え替えする植物

ツゲ
ツゲ科
プラチーナ
キク科
ミントコリブリ
ウコギ科 ヘデラ
シャスターデイジー
キク科
レイランドヒノキ
ヒノキ科 コニファー
スポンサーリンク