アカバセンニチコウの育て方

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アカバセンニチコウの基礎データ
アカバセンニチコウ
科名ヒユ科
属名アルテルナンテラ属
学名Alternanthera dentata
別名赤葉センニチコウ
耐寒5度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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アカバセンニチコウ(レッドフラッシュ)とは?

アカバセンニチコウ(アルテルナンテラ・レッドフラッシュ)はヒユ科アルテルナンテラ属の熱帯〜亜熱帯原産の多年草のアルテルナンテラの種。学名はアルテルナンテラ・デンタータ(Alternanthera dentata)。新芽は緑、徐々にダークグリーンとなり、夏には真っ赤(というか濃い紫)になるカラーリーフプランツ。赤葉千日紅(アカバセンニチコウ)とも呼ばれます。ちなみに千日紅は同じヒユ科ですが別属の別種です。
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多年草ではありますが、寒さに弱く冬は室内に取り込む必要がある。もしくは冬に枯れる一年草扱いです。耐寒温度は5度。霜にあたれば一発で枯れる。逆に夏の暑さには強く、夏の直射日光にも負けない。寒さに弱い点を除けば、虫にも強く、雨にも強い。非常に育てやすく、草丈も高くならない。生育してくると横に這って広がります。

寄せ植えによく利用される。草丈が低い、色合いがほかの植物を引き立たせる、育てやすい(強い)、環境を選ばないため。
草丈20cm~50cm。

特徴・由来・伝承

西インド諸島・南米ブラジル原産で寒さに弱いが、直射日光には強く、夏の暑さも問題にしない。葉っぱが赤というか紫というか、カラーリーフとしても楽しめる「観葉植物」のカテゴリに入ります。花は咲きこぼれるというものではないですが、赤葉に対してまっ白い花が非常に目立ち、綺麗です。

夏から秋にかけてのカラーリーフとして出回る「アキランサス」とは同属になります。センニチコウとは別属。

水やり

鉢植えの場合、土が乾いていたら水をやるようにします。水をやるときは鉢底から水が出てくるくらいにたっぷりとやるようにします。土が濡れているのに水をやっていると根腐れをおこしますので注意してください。

冬は水を控えてください。土が乾いてから数日たって水をやる程度にします。冬でも水は鉢底から染み出すくらいにやります。冬に水を控えるのは水量ではなく頻度です。

庭植えの水やり

庭植えにした場合は、根付いた後は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。植え付けて1週間か2週間は水切れしないように水をやり、あとは自然雨で十分。ただし、夏に日照りが続くなら水をやってください。

肥料

春から秋にかけて生育しますので、一週間に一回液肥をやるか、一か月に一回緩効性肥料をやります。肥料があったほうが生育が良く、葉っぱの色合いも鮮やかになります。肥料が少ないからといって枯れるわけではないので、神経質になることはないです。でも肥料はあったほうがいい。生育が全然違う。

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植え付け・植えかえ

時期

春(4月〜6月)、秋(9月〜10月)にホームセンターなどで苗をたまに見かけるが、あまり一般的ではないので、欲しい場合はネットで買った方がいいです。春に植えて秋まで楽しむ一年草ですが、9月〜10月になると花が咲いて赤い葉とのコントラストが綺麗に見えてついつい買ってしまいますが、寒さで枯れるので注意。
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用土

水はけのよい土なら極端でなければ大丈夫。一般的な花と野菜の培養土を利用するとよいです。自作する場合は赤玉土腐葉土4を混ぜたものを使います。
移植に弱い。一旦根が張ると植え替えは不可。ポットを植える時も土は崩さないようにする。根を傷めると生育不良を起こす。

鉢植え

新しい鉢の底の水抜きの穴をネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cmほど入れ、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。 苗の土は崩さないで植え付けてください。

越冬して植え替えをする場合は、古い鉢から株を抜いて、土を落とさないで植え替えしてください。根をいじると生育不良を起こします。地上部の葉を整理して株の負担を減らしてから、上記の植え付けの手順で新しい鉢に植え替えます。

庭植え

庭土を20cmほど掘り返して、腐葉土か堆肥を土に対して3割ほどの割合で追加して、化成肥料を少量入れて、用土とします。土を穴に戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。
株同士は20cm〜30cm空けます。

増やし方(挿木)

葉っぱが二枚ついた茎を土に挿していると簡単に増やすことが出来る。種子でも増やすのも簡単。発芽率が非常に良い。そこまで増やす必要がない。挿木の一般的な手順は以下のページを参考にしてください。

管理場所・日当たり

とにかく日当たりを好む。日当たりがいいとよく生育します。アキランサス(アルテルナンテラ)の仲間だけあって、夏の暑さには非常に強い。直射日光にも強いので、気にせず日当たりで管理します。

ただ、ちょっと多湿に弱いので、夏前に剪定して風通しをよくしておくといいです。

越冬について

耐寒温度は5度と観葉植物としては普通。ただ実際は冬の日光不足とあいまって、5度以上でも枯死することがある。

室内で管理すれば越冬は十分可能。ただ、春から秋にかけて一から苗で育てても十分生育するし(邪魔なくらい)、高価な苗というわけでもないので、ストレスをためてまで越冬させる必要は薄い、と思います。春にまた買い替えた方が気が楽です。

摘芯・切り戻し

摘芯切り戻しをしてレッドフラッシュのツルの先を切ると、その下の葉っぱの根元から脇芽が出てきて、その脇芽の先に花が咲きます。ツルの先にしか花が咲かないので、『摘芯しないと花は増えない』ってことです。もちろん摘芯することで葉が増え、株は大きくなりますので、春〜秋にかけて定期的に軽く刈り込んでおくと、ワサワサに増えます。

開花について

赤葉に対して目立つまっ白なポンポン状の花を咲かせます。短日植物で日が短くなると開花するのが本来。つまり春から夏は花が咲かない。よって赤い葉を楽しむ「観葉植物」として考えるべきです。

極端に短日植物なので、戸外で育てていると花が咲いて種子ができる前に寒さで枯れてしまいます。

花と葉っぱのコントラストが魅力的なので開花する10月以降に苗が出るようですが、本来は春に植えて夏はカラーリーフ、秋以降は花を鑑賞する植物です。

病気・害虫

ほぼ病害虫は見られない。
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