マトリカリアの基礎データ
科名 | キク科 |
属名 | タナセツム属 |
学名 | Tanacetum parthenium |
別名 | ナツシロギク・ヒューバーフュー |
耐寒 | マイナス5度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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マトリカリアとは?
マトリカリアはキク科タナセツム属の多年草の伝統的なハーブ。現在は「タナセツム属」だが、かつてはマトリカリア属で現在もマトリカリアとして流通することが多い。和名はナツシロギク(夏白菊)。マトリカリアというのは本来は「マトリカリア属」全体を表す言葉ですが、ガーデニング業界では実質「ナツシロギク」のことを指すので、ここではナツシロギクの栽培方法をまとめています。
中間地・暖地なら秋に苗を植えるか種をまき、冬を越して、春に開花し、夏を越し、冬を越せばまた春に開花する。寒冷地では春に苗を植えるか種をまいて、初夏に開花させます。本来は多年草だが、夏に枯れることが多いので一年草扱いになることが多いです。
独特の香りがあり、株が健康なら虫はほとんど発生せず、刈るとその香りでガ・ダニ・ノミ・蚊避けにもなるともされる(ただし効能を実感できるレベルかどうかは怪しいですが…その他のものは蚊・虫除けになる植物・ハーブの一覧を参考に)。花をドライフラワーにすると綺麗(その場合は葉っぱを取り除く)で、切り花としてもよく利用されています。
樹高50cm
中間地・暖地なら秋に苗を植えるか種をまき、冬を越して、春に開花し、夏を越し、冬を越せばまた春に開花する。寒冷地では春に苗を植えるか種をまいて、初夏に開花させます。本来は多年草だが、夏に枯れることが多いので一年草扱いになることが多いです。
独特の香りがあり、株が健康なら虫はほとんど発生せず、刈るとその香りでガ・ダニ・ノミ・蚊避けにもなるともされる(ただし効能を実感できるレベルかどうかは怪しいですが…その他のものは蚊・虫除けになる植物・ハーブの一覧を参考に)。花をドライフラワーにすると綺麗(その場合は葉っぱを取り除く)で、切り花としてもよく利用されています。
樹高50cm
種まき
採種
マトリカリアは種が非常に小さく、熟するとこぼれ落ちる。そこで熟す前に紙袋を被せておいて、熟したら花茎ごと切り取って採取するようにする。
種まきの時期は?
寒冷地ならば春(4月5月)に種を撒いて、夏まで開花するが、中間地・暖地は春に種まきすると開花の全盛が来る前に夏が来て枯れてしまう。中間地・暖地は秋(9月〜10月)に種まきします。
育苗
発芽温度は15度から20度。細かいバーミキュライトを入れた育苗箱・ビニールポットに種まきをして土を薄く被せます。分厚く被せると発芽しなくなります。乾燥しないように水をやってください。霧吹きでやるといいです。明るい日陰で管理します。たくさん生えたら間引いて減らしてください。本葉が4枚以上になったら庭や鉢に植え替えます。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春(3月〜5月)、秋(10月〜11月)に苗を植え付けます。春に苗が出回ることが多いですが、本来は秋。秋に植え付けをして、冬を越して春に開花し…を繰り返す。夏の高温多湿で腐って枯れてしまいやすいですが、夏を越せば、また冬を越して春に開花します。
中間地・暖地では夏越しはギャンブルに近い。種を採取して秋に撒いて更新すると毎年楽しめる。
鉢植えの場合で夏越ししたら毎年か2年に一回、春に植替えをする。
中間地・暖地では夏越しはギャンブルに近い。種を採取して秋に撒いて更新すると毎年楽しめる。
鉢植えの場合で夏越ししたら毎年か2年に一回、春に植替えをする。
用土
マトリカリアは酸性の土を若干嫌います。庭の土があまりに酸性の場合は石灰で中和してください。
鉢植えの場合は市販の培養土で植え付けましょう。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土3バーミキュライト1を混ぜたものを使います。
鉢植えの場合は市販の培養土で植え付けましょう。自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土3バーミキュライト1を混ぜたものを使います。
鉢植え
最初は6号鉢に1苗、横長プランターで3苗を目安に植えます。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすためと蒸れ防止のために、地上部の枝も半分ほどに切り詰めてから植えてください。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢を用意します。古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすためと蒸れ防止のために、地上部の枝も半分ほどに切り詰めてから植えてください。
庭植え
植え付けの2週間前に庭土を深さ20cmほど掘り返し、苦土石灰をまいて中和させます。pHは土壌成分計で計測するといいです。中和反応には大体1週間かかるので、1週間経ったら、その庭土に対して2割ほどの腐葉土か堆肥を入れ、化成肥料を入れてよく混ぜて用土とします。
穴に用土を半分戻して、株を入れ、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
穴に用土を半分戻して、株を入れ、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
支柱
品種によっては1m以上になることがあり、横風で倒れてしまいます。支柱を立てて、くくって支えてあげてください。
環境・日当たり
日光を好むので、夏以外は日当たりで育てます。日光が不足すると花が減ります。できれば日当たり。半日陰でも育ちますが、花が少なくなるので出来るだけ日当たりで育てましょう。
夏越し
マトリカリアは高温多湿に弱く、夏の枯れて消えてしまいやすいです。夏は風通しの良い半日陰に移動し、剪定して蒸れないようにします。特に中間地・暖地では枯れることが多い。夏までに枯れてしまう「一年草」と割り切ってしまってもいいし、種子をとって秋にまくことで株を更新してもいいです。
梅雨前・夏前に葉っぱを整理して風通しを良くする。
越冬
マトリカリアは弱い霜(気温4度以下)程度ならいいのですが、強い霜(気温マイナス5度以下)に当たると枯れますし、土が凍ると枯れます。冬は土が凍らない場所に移動するか、腐葉土やワラでマルチングをして土が凍らないように防寒します。
暖地では対策無しで冬越し可能。ただし夏の暑さで枯れやすい。
水やり
マトリカリアは比較的乾燥に強く、過湿に弱い。葉っぱの感じだとすぐ水切れしそうに見えるけど、水のやりすぎの方が危険。水をやりすぎると葉っぱが蒸れて黒く腐ってきたり、根腐れしてしまいます。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで十分。あまりに乾燥する時期は様子を見て、庭植えでも水をやってください。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら鉢の底から水が出るくらいに、水をタップリやってください。受け皿の水は捨てるようにします。土が濡れいてるなら水やりはしません。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで十分。あまりに乾燥する時期は様子を見て、庭植えでも水をやってください。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら鉢の底から水が出るくらいに、水をタップリやってください。受け皿の水は捨てるようにします。土が濡れいてるなら水やりはしません。
肥料
春(3月〜5月)と秋(10月〜11月)に液体肥料を二週に一回やります。もしくは緩効性化成肥料を一ヶ月に一回やります。
病害虫
アブラムシ
アブラムシが付きます。アブラムシは爆発的に増えますので、薬剤で早めに駆除するのが一番いい。アブラムシは風通しよくするとある程度、予防できるので枝をさばいて、古い葉っぱを落として風通しよくします。
ハダニ
ハダニは乾燥を好み、葉っぱの裏に潜んで汁を吸います。ぱっと見には見えないんですが、葉っぱを裏返すといます。マトリカリアはジメジメした環境を嫌い、水やりを控えるので発生しやすいです。発生したら薬剤を散布して駆除しましょう。薬剤はハダニのページを参考にしてください。
アブラムシが付きます。アブラムシは爆発的に増えますので、薬剤で早めに駆除するのが一番いい。アブラムシは風通しよくするとある程度、予防できるので枝をさばいて、古い葉っぱを落として風通しよくします。
ハダニ
ハダニは乾燥を好み、葉っぱの裏に潜んで汁を吸います。ぱっと見には見えないんですが、葉っぱを裏返すといます。マトリカリアはジメジメした環境を嫌い、水やりを控えるので発生しやすいです。発生したら薬剤を散布して駆除しましょう。薬剤はハダニのページを参考にしてください。
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