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アガスターシェの育て方
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最終更新
2023-10-23
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アガスターシェの基礎データ
科名
シソ科
属名
カワミドリ属
学名
Agastache
別名
アガスタケ
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
アガスターシェの特徴は?
アガスターシェはアメリカに自生する
シソ科
の常緑
多年草
(
宿根草
)、もしくは
一年草扱い
。
初夏〜秋にたくさん開花し、地上部がなくなっても越冬して春に芽吹いてまた開花します。元が
ハーブ
なので、乾燥させてポプリにもできます。寒さにも暑さにも強く、冬に地上部が枯れても根まで枯れていなければ、春にはまた芽を出して花を咲かせてくれます。
花が咲いた後に切戻すと、脇芽が出て花がたくさん咲きます。
こぼれダネ
でもよく増えます。アガスターシェは草丈が60cmくらいものから1m以上になるなど草丈の範囲が広い。植える場所は後ろの方になります。
種類・仲間
アニスヒソップ
アガスターシェ・フォエニクルム(
アニスヒソップ
・Agastache foeniculum)はすっとするハーブでハーブティーにも利用可能です。
ジャイアントヒソップ
とも呼ばれ、草丈が高くなります。草丈は40cm〜100cm。耐寒温度はマイナス5度で関東南部と以西であれば戸外で越冬できます。
アニスヒソップ
シソ科カワミドリ属Agastache foeniculum
メキシカンヒソップ
アガスターシェ・アウランティアカ(メキシカン
ヒソップ
・Agastache aurantiaca)は、花の形状がアニスヒソップとは違い、
サルビア
にも似ている種。少し寒さに弱く、耐寒温度は0度〜5度くらいで、関東では戸外での越冬は厳しいので鉢植えにして冬は室内に取り込みます。草丈は30cm〜90cm。
カワミドリ
カワミドリ
(Agastache rugosa)は日本に文字性するアガスターシェの種で、寒さにも強く、北海道から九州までに自生していて、戸外での越冬も問題なく可能です。葉をサラダやハーブティーに使えます。
コリアンミント
とも呼ばれます。草丈は40cm〜100cm。漢方では
霍香
(カッコウ)と呼ばれます。
カワミドリ
シソ科カワミドリ属Agastache rugosa
ブラックアダー
アガスターシェ・ルゴサ・ブラックアダーはカワミドリなどのとの交配種で、寒さにも強く戸外で越冬可能です。
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水やり
鉢植えの水やり
鉢植えの土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいに、水をしっかりとやってください。受け皿に水が溜まっていたら水は捨ててください。
アガスターシェは多少ジメジメしている状態を好みます。ところが
園芸品種
は乾燥状態に管理すると花が咲きやすいです。様子を見て判断しましょう。
庭植えの水やり
庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫で、夏によほど日照りが続かない限りは
水やり
は不要です。冬は雨が当たっているなら、水やりしないでいいです。
肥料
アガスターシェは花が非常によく咲き、また長期間咲くので
肥料
を切らさないようにします。肥料が切れると花も止まりますし、株の成長も鈍くなります。植え付け時の肥料(元肥)は1ヶ月で切れるので、その後は必ず追肥します。
開花する時期は一か月に一回緩効性肥料をやるか、一週間に一回は液体肥料をやってください。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
春か秋に植え替え・植え付けをします。鉢植えは2年か3年に一回、植え替えをします。
用土
水はけ
のよい土を好みます。市販している花と野菜の
培養土
を使用するか、自作する場合は
赤玉土
6に
腐葉土
4を混ぜたものを使います。ハーブ用の土でもかまいません。
鉢植え
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石
)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土
を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの際は土を落として、同じ大きさの鉢か、少し大きな鉢に植え替えます。植え替えの際に株分けも可能です。
庭植え
庭の土を掘り起こし、深さ20cmから30cmの穴を作ります。掘り出した土には、腐葉土か
堆肥
を3割から4割程度混ぜ、それに化成肥料の規定量の半分ほどを加えてよく混ぜ合わせ、用土とします。穴には用土の半分ほどを戻し、そこに株を植え、隙間にも残りの土を埋めます。最後に、十分な水を与えて作業が完了です。株同士の間隔は40cmから60cm程度空けましょう。
種まき・育苗
種子
から育てる場合は発芽温度は20度前後となっていて、ポットに数粒入れて水をしっかりとやって乾燥しないようにうると一週間ほどで発芽します。種は
暖地
なら秋まきでもいいが、春まきが無難。
挿し木
・株分けでも増えます。
種子は大量に出来る。環境が合っているとこぼれダネで勝手に増ます。
管理場所・日当たり
日当たりを好みますので、鉢植えなら春と秋はできれば日当たりで管理します。庭植えの場合は、日当たりか
半日陰
に植え付けます。
夏越し
夏の暑さには強いですが、それでも真夏の直射日光に元気がなくなることがあります。元気がなくなるようなら半日蔭に移動させてげてください。とっても、水切れしないのであれば日当たりでずっと管理していても枯れたりはしないです。ただ葉っぱの色が薄くなりますし、
鉢植えだと水切れが起きやすいので、半日陰で管理した方がいいです。
●夏に
西日
が当たる場所は避けた方がいいです。
●流通している園芸品種は夏の暑さに強く、また乾燥に強いです。園芸品種は乾燥気味を好み、乾燥気味の方が花がよく咲きます。
越冬
ある程度大株になると冬の寒さに耐性が出てきますが、小さな苗だと冬は室内で管理が必須です。春に育て始めて夏を越した株ならば十分な大株で、寒さには強いです。
戸外で越冬するかどうかは種・品種によります。アウランティアカ系は寒さに弱いので、鉢植えで室内管理し、アニスヒソップは
マルチング
して凍結を避けましょう。他の種については寒さに強いので防寒の必要はないです。
剪定
花が一段落したら、株全体を半分ほどに
切り戻し
ます。切り戻すと、1ヶ月半ー2ヶ月で盛り返して開花します。
花が咲き、結実し、種がおちると、こぼれダネで株が増えるのですが、親株の性質をそのまま引き継がず、香りがどんどん鈍くなっていくので、種は残さないようにした方がいいです。花が結実する前に、刈り取り、花がしぼんだら摘み取るようにしましょう。
冬の剪定
冬に寒さに枯れ込んできたら、地際でバッサリと刈り込んでおきます。放置していると、邪魔ですし、土が凍結する地域はマルチングしないといけないので、刈り込んでおくといいです。
病気・害虫
ウドンコ病
、
ハダニ
が発生します。乾燥して、風通しが悪いと発生しやすいので、葉茎をさばいて風を通すことで予防もできます。発生したら薬剤を使って対応しましょう。育てやすい
蜜源植物
で、虫(蝶・蜂)を寄せます。
バタフライガーデン
を作りたいなら、他の蜜源植物をまとめている
蜜源植物
のページを参考にしてください。
その他のハーブについては
越冬できるハーブ
、
一年草のハーブ
とハーブティーに適したハーブについては
ハーブティーにできる家庭菜園で育てやすいハーブ
を参考にしてください。
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