ストロベリーミントの育て方
目次
ストロベリーミントの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり摘芯・花摘み収穫病害虫最後に関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ストロベリーミント
- 科名
- シソ科
- 属名
- ハッカ属
- 学名
- Mentha spicata 'Strawberry'
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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ストロベリーミントの特徴は?
ストロベリーミントは
シソ科ハッカ属の
多年草の
スペアミントの
園芸品種。甘い
イチゴの香りがほんのりする
ミント。
ハーブティ、料理、ポプリなどに利用できます。夏の極端な乾燥に弱いので
半日陰で育てるといいです。
ベランダガーデニングに適していると思います。
他のミントと簡単に交雑し、香りの薄いスペアミントが生まれて、庭中に香りのないミントが溢れる。なので、近くにミントがある場合は植えないか離しましょう。
草丈30cmから60cm
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水やり
庭植え(地植え)の水やり
庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら、鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。受け皿にたまった水は捨ててください。
夏の乾燥に若干弱く、夏は早朝か夕方に
水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
冬は水やりを控えてください。
肥料
肥料はなくていいが肥料があるとよく生育しますが、肥料が多いと香りが鈍くなりますので控えめに。春(4月〜5月)に二週間に一回程度、液体肥料をやるか、春に一回だけ緩効性化成肥料を少量やります。
植え付け・植えかえ
時期と頻度
ストロベリーミントは毎年、春(4月〜6月)に植え付け・植え替えます。春にできなかったら秋に植え替えをします。毎年植え替えないと
根詰まりを起こしてしまいます。
用土
ハーブ用の土が、自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
鉢植え
鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから
軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。
植え替えの場合は、鉢から取り出して古い土を三分の一ほど落として、古い根を整理してから植え替えます。
ストロベリーミントは地下茎で横に伸び、なおかつ
こぼれダネでも増えます。鉢植え・
プランターに植えていても、鉢の外にタネが出て、いつのまにか庭にはびこることもありますので、鉢・プランターは庭土から離れたところで管理しましょう。
庭植えについて
非常に強い勢いではびこるので、庭植えは非推奨。
鉢植えで管理するべき。
庭植えすると横に伸びていき、場合によっては他の植物を駆逐することがあります。庭植えする場合は土中にブロックや板を埋めて、決めた範囲から地下茎が伸びないようにします。地下に20センチほど埋めれば地下茎が進出することはないです。ただ、こぼれダネでも生育範囲が増えるのでそれは引っこ抜きましょう。
また、他のミントと簡単に交雑しやすく、交雑すると香りが薄くなる。なので近くに植えないか、最初からミントを庭に植えないようにしましょう。
管理場所・日当たり
半日陰で管理します。
春と秋は日当たりでもいいが、夏の直射日光には乾燥で枯れこむことがあるので、半日陰に移動させるか、遮光してあげましょう。
冬は地上部が寒さで枯れますが、地下茎は生きている。霜に当たっても地上部がなくなるが春には芽吹く。ただし、土が凍結すると枯れるので鉢植えの場合は土が凍らない場所で管理する。
摘芯・花摘み
摘芯すると脇芽が出て葉っぱが増えて収穫が増えるので、定期的に摘芯をしましょう。
また、花が咲くと葉っぱが硬くなりますし、タネで予想外に増えるので花はツボミの時点で摘んでしまいます。
収穫
葉っぱがある間は収穫が可能です。ストロベリーミントはハーブティーに利用できます。葉っぱを何枚か摘んで、沸騰した湯をカップに入れて、蓋をして蒸すとフレッシュハーブティーができます。ハーブティーはできれば、複数のハーブを組み合わせた方が深みが出て、美味しいのでできれば、他のハーブを育てて、組み合わせてみましょう。
ハーブティーの作り方と、ハーブティーに適したハーブをまとめているので、参考にしてください。
病害虫
ハダニ・
アブラムシ・
ヨトウムシ・
コガネムシの幼虫・イモムシ・毛虫などが発生する。食べるものなので、
テデトールするなどして薬剤を使わずに取り除きます。
最後に
甘い香りがするストロベリーミントはスペアミントの園芸品種なので、詳細は
スペアミントか
ミントも参考にしてください。
ミントには他にも非常に多くの魅力的な種があります。もう1鉢、ミントを追加するのもいいですよ(ただし、交雑しないように気をつけましょう)。
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