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ゴーヤの植え付け…用土・庭植えや鉢植えの手順・種まきのまとめ

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ゴーヤの植え付け

時期

ホームセンターなどで苗を買って植えるのが普通。

霜が降りなくなる5月以降に植え付けるのが普通。関東でもたまーに5月第一週に霜が降りる。6月7月でも収穫するのは全く遅くないが、8月にグリーンカーテンにしたいならば早めに…5月中に植えた方がいい。
苗自体は早いところでは4月に流通しているから、4月から植えがちですが寒さで縮こまったり、最悪枯れることもある。4月に植えてしまい、寒いならペットボトルを半分に切ったものを苗にかぶせる(ミニ温室みたいな感じで)。

6月に植えるとグングンと生育するが、7月のグリーンカーテンが欲しい頃にはまだ生育が足りない。そこで5月に植えることになるが、5月は気温が低いことが多く、生育が鈍くて、なんか不安になる。

普通のゴーヤの苗はホームセンターで十分。わざわざネットショップで買うことはないです。特定の品種ならネットショップで買う。

用土の条件

ゴーヤの苗は大量の酸素を消費するため、水ハケの悪い土…粘土質など…だと病気になりやすいし、根腐れしたり、枯れなくても呼吸ができずに根が全く生育しなくなる。根腐れ気味だからと、水やりを控えていたら、急激に回復してワサワサになることもある。なので用土水はけのよいものにする。

大雨の後は庭植えでも窒息しがちなので水やりを控えましょう。
株が育って、気温が上昇して、水を必要とするようになると、今度は水やりが追いつかなくなることもあります。

庭植えの用土

酸性を嫌いますので、庭植えする場合は、植える前に土に苦土石灰を混ぜて起きます。苦土石灰の苦土はマグネシウム。マグネシウムが不足すると葉っぱが黄色くなって、つるが曲がる。石灰を混ぜて1週間〜10日ほどで中和反応が終わるので、1週間経ってから、そこに腐葉土堆肥を2割ほど足し、緩効性肥料を少量、元肥として入れて、混ぜて用土とします。
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粘土質だと生育がまずいので、必ず川砂・鹿沼土軽石などを混ぜて水はけをよくする。
堆肥を多めに入れると収穫量が増える。

鉢植えの用土

花と野菜の培養土で植えつけます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。培養土には肥料が配合されていて10号鉢一杯の培養土で苗一個を植えれば十分な収穫があります。

一般的な培養土にはマグネシウムなどの微量要素は入っているので植え付けの時点では追加する必要はないです。

連作障害について!

ゴーヤは連作障害を起こすので毎年新しい土に植えてください。庭植えのときも過去二年ウリ科の植物を植えた場所には植えないでください。連作障害を起こすと病気・害虫に掛かりやすくなり、実つきも成長も悪くなります。
土のリサイクル材を混ぜて使えば、連作障害はかなり予防でき、ほぼほぼ問題ないです。

庭植え

深さ30cmから40cmほど掘り返して、その土に苦土石灰を混ぜます。1週間後に腐葉土か堆肥を2割ほど追加して、緩効性固形肥料を足して用土とする。用土を戻して、高さ10cm幅150cmの畝を作り、苗を植えていく。

株間は一般家庭なら1m、畑で栽培する場合は最低でも2m空ける。できれば3m空ける。

収量を増やし、安定して収穫するために株間は2m以上空けた方がいいが、これ以下でも栽培ができない訳じゃない。グリーンカーテンが主たる目的の場合は80cmから1m程度の間隔でもいい。
グリーンカーテンにする場合は、ゴーヤだけを植えると食べきらないので、ヘチマキュウリメロンスイカカボチャなどをカーテンとして混植するといいです。ただし、メロン・スイカ・カボチャは実が太るとネットが破れるかもしれない。また、ゴーヤ・ヘチマ以外のキュウリ・メロン・スイカ・カボチャが先に枯れ込むため、カーテンに穴が空いてしまう。

鉢植え

直径30cmの尺鉢に1苗を植える。プランターの場合は65cmで2苗が普通だが、できればプランターでも1苗が好ましい。三つも植えると水切れを起こすし、根詰まりし、生育不良になる。できれば鉢植えではなく庭植え(畑)が適しています。

鉢の底の穴を網で塞ぎ、その上に軽石を2cmほど入れる。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていく。鉢を揺らすと隙間ができるので、また用土を詰めて、最後に鉢底から水が染み出すくらいに水をやる。水をやって凹むようなら土を足して完成。
プランターならばギリギリまで土を入れる。土が多い方が良いから。というかプランターでは土が不足する。10号鉢に苗一つの方が良い。

プランターは底にスリットがあるのか、水抜きの穴が二つのものを使う。一つしかないのだと水が抜けきれず、根が育たないことすらある。

プランター栽培でどうしても土が足りない場合、牛乳パックを開いてプランターの縁と土の間に挿して、土を増せるようにして、土を足すという荒技もある。

鉢植えにすると葉っぱが小さくなる傾向。土の量・水・肥料とどの点をとっても庭植えに大きく劣るため。
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種から苗を作る

一般的にはホームセンターなどで苗を買って植えるものなんですが、種から育苗することもできます。

ゴーヤの発芽温度は25度から30度。最低でも20度以上必要。5月上旬にすでに苗が出回るのは温室で栽培しているからで、一般家庭でこれをするのは無理。素直に苗を買った方がいい(そもそも何株も必要じゃないし安いし)。種子を庭に適当に埋めても発芽するが、発芽するのが6月中旬から7月になるため、グリーンカーテンには間に合わない。

どうしても5月に種蒔したい場合は、ポットに用土を入れて、ゴーヤの種子を深さ1cmほどに埋める。ビニールで温室を作って最低でも20度以上を保つ。発芽は1週間程度。2週間経っても芽が出ないなら諦めましょう。発芽して一ヶ月で苗になる。ポット全体に根が回ったら植え付けのタイミング。
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黄色くなったゴーヤの実を庭に埋めていると、6月前後に発芽して伸びてくる。ただし親の性質を受け継ぐとは限らないので注意。また、6月に発芽すると収穫は秋になり、シーズンがずれることが多い。

ゴーヤは熱帯性の植物で東京での種まきに適した時期はあくまで6月以降。

種まきはサクラの花が咲いた頃。ただし霜に当たると枯れるので注意。

水にはつけない

種を発芽しやすくするテクニックで、一晩水につけるってのがあるんですが、ゴーヤの種子を水につけるのはやめておきましょう。発芽しなくなります。

この後は…

この後の栽培は
ゴーヤの育て方…収穫を増やすコツは?
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ウリ科ツルレイシ属Momordica charantia var. pavel
を参考にしてください。
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