手順
まず、古い枝を落とす。古い枝には徐々に開花しなくなっていますので、毎年枝の様子を観察して把握しておかないといけません。古い枝は根本から切ってしまいます。
次に元気のない枝を落とし、枯れ込んでいる枝、病気の枝を落とす。
次に現在の株の高さの半分か、開花した時の高さを考えて高さを決め、それより上の枝は全て落とす。変な方向に伸びている枝や、重なり合っている枝は落とす。重なっている枝を放置すると風通しが悪くなり、病害虫の原因になる。
最後は、葉っぱを全て落とす。ミニバラの病気で最大の問題は「黒星病」で黒星病は症状が見えていなくても菌がいますので、来年に持ち越さないためにも葉っぱは全て落とし、下に落とさずに回収して廃棄する。
最後にブッシュ樹形とシュラブ 樹形の場合は目的の高さで全体を切りそろえる。樹高の2分の1で切り戻すのが普通。大きくしたい場合はもう少し高い位置で切りそろえる。
ツル樹形のミニバラはこの後にアーチやフェンスに誘引する。
●小枝は落とす。小枝を残すと栄養が分散する。特に株が弱っている場合は小枝をしっかりと落とす。「落とす小枝」の基準は品種(と環境や株)によって違うが、多少剪定しすぎて枯れるということはほとんどないので、何度か剪定して感覚を掴む。
●株が弱っている場合、幼い場合は小枝も残す。
●一季咲きの品種は強く切り詰める(低く切る)と翌年に開花しないことがある。
●剪定の時に一緒に、害虫の駆除を行う。
カイガラムシが枝についているなら歯ブラシなどで削ぎ落としてしまいます。