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ユウゼンギク(友禅菊)の育て方

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ユウゼンギク
目次
ユウゼンギク(友禅菊)の特徴は?
庭植えの水やり
鉢植えの水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
切り戻し
病害虫
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
ユウゼンギクの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ユウゼンギク
科名
キク科
属名
シムフィヨトリクム属
学名
Symphyotrichum novi-belgii
別名
友禅菊・ミケルマスデージー・ニューヨークアスター・シノノメギク
耐寒
マイナス6度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ユウゼンギク(友禅菊)の特徴は?

ユウゼンギク(友禅菊)はキク科シムフィヨトリクム属(旧シオン属)の半常緑多年草宿根草)のアスターの品種。元々は北アメリカに自生するアスターをヨーロッパで品種改良したもので、明治に日本に渡来しました。

白・紫・赤の一重、八重の小さめの花がたくさん開花し、鮮やかなのが「友禅」と名がついています。

春に植え付けするか秋に種蒔きして、春から秋に掛けて花を楽しむ植物です。花も咲きやすく、暑さ・寒さに強いので初心者向けのガーデニング材です。6月頃に一旦、摘芯すると背が伸びるのを抑えることが出来ます。摘芯することで脇芽が増え、花も増えますし株も大きく育ちます。秋に花が終わったら、地上部を根本から5センチか10センチほどを残して切り戻します。

開花時期を6月から10月と長く設定していますが、これは早咲きが6月頃にも咲くためにこう表記しているだけで、一般的には秋(9月10月)が花の時期です。
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庭植えの水やり

庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ十分。乾燥する夏など日照りが続くのならば水をやってください。冬は水やりをしないでいいです。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土が乾いたら水をしっかりとやってください。水をやりすぎると根腐れを起こします。土を触ってみて濡れているようならば、水やりはしません。

冬の水やり

冬は地上部が無くなりますが、水は必要です。特に鉢植えの場合は地上部がないと水やりを忘れやすく、完全に土がカラカラになると枯れてしまいますので気をつけてください。

冬は表面が乾いていても鉢の中には水が残っているので、土が乾いてから数日経って水をやるくらいに控えないと根腐れしてしまいます。よく分からない場合は、割り箸を突っ込んで箸の先が乾いていたら水をやるようにします。

鉢を持ち上げて重さで水の量が推測出来るようになるといいかも。まぁ、やりすぎなければ適当な水やりでいいです。できれば土壌水分計で計測してから水やりをするといいです。
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肥料

肥料は4月から6月あたりに化成肥料を置くか、生育期(4月〜10月)に月に二回か三回ほど液肥をあげます。肥料が少ないからといって枯れるわけではありませんが、秋の花つきが変わってきます。ですが、肥料をあげすぎると、茎が徒長してひょろ長くなり、逆に花つきが悪くなりますので、気をつけてください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替え・植え付けは春か秋に行います。
鉢植えの植え替えは一年に一回か、二年に一回します。
庭植え(地植え)も株が大きくなったら、掘り上げて株分けして植え直すといいです。

用土

ホームセンターなどでよく市販されている花と野菜の土・培養土か、赤玉土腐葉土4を混ぜたものを使います。培養土で問題なく栽培できます。

鉢植え

7号〜8号鉢に1苗を植えます。

鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え替えをする場合は、土を三分の一から半分ほど崩してから植え替えします。崩したほうが根付きやすくなります(最初に植え付けるときはポットの土は落とさない)。基本的に一回り大きな鉢に植え替えします。邪魔なようならば、同じ大きさの鉢に植え替えてもいいです。

植え替えのときに株分けも可能です。

植え替えのときに地上部を半分ほど切り戻すといいです。根の負担を減らすため。でも、そこまでしなくても十分根付きます。

庭植え

庭植えの場合は、深さ20cm程度の穴を彫り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、少量の化成肥料を入れて混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をたっぷりやって完成です。タップリ水をやりましょう。

管理場所・日当たり

日当たりの良い場所か、半日陰の場所が適しています。真夏の西日が強い場所は乾燥するので避けます。品種によっては夏の高温多湿に弱い。暖地だと夏を越せないか、越せても弱ってしまう(つまり秋の本格開花のときによく咲かない)。地元のホームセンターで売ってるのは大丈夫だけど、ネットで変わった品種を買うときは注意。特に海外で改良されたものは高温多湿に弱い事が多い。
●ヨーロッパは殆どの地域が日本より寒くて乾燥しているので、日本の高温多湿が苦手。

越冬

耐寒温度マイナス6度。霜に当たっても枯れるわけじゃない。

冬は地上部がほとんど消えるが、土が凍らなければ枯れず、春には芽吹きます。土が凍ったら根まで枯れます。南関東なら問題なく越冬できます。それより寒い地域ならば、土に腐葉土やワラでマルチングして土の凍結を防ぐ。防げば越冬は問題なく可能。

切り戻し

5月〜6月、梅雨前に全体を半分くらいに刈り込んで葉っぱを整理する。品種によっては蒸れに弱いので、風通しをよくするといい。先っぽを切ることで摘芯に成り、脇芽が出て、夏以降の開花が増える。摘芯・切り戻しをしないとコンモリとなりづらいし、メリットが多い。切り戻すことで小さくまとまりやすい。

冬の剪定

開花後、冬に地上部が枯れたら、全体を地表5cmから10cm程を残して刈り込んでしまいます。放置していると、春以降に芽吹いたときに枯れ枝と新芽が混在して、邪魔で見苦しいだけですし、マルチングしやすいので刈り込みましょう。

病害虫

ウドンコ病、菌核病、サビ病が発生します。風通しをよくすると予防できます。

アブラムシハモグリバエエカキムシ)、アワダチソウグンバイ、アザミウマが発生します。植えつけるときにオルトランを撒いておくとハダニやグンバイムシを予防できます。

特徴・由来・伝承

北アメリカ東部が原産で、ヨーロッパで改良され、日本へは明治に渡来し、北海道から四国までに自生しています。草丈の低い園芸品種が多いですが、1メートルになる品種もあります。寒さに強く、北海道でも戸外で越冬します。

宿根アスターは交雑・改良品種が多く、種の同定は難しいですが友禅菊は宿根アスターの中でも区別されて流通されています。
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