サルビアホットリップスの育て方

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サルビアホットリップスの基礎データ

サルビアホットリップス
科名
シソ科
属名
アサギリ属
学名
Salvia microphylla
別名
チェリーセージホットリップス
耐寒
マイナス7度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
サルビアホットリップスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

サルビアホットリップスとは?

サルビア・ホットリップス(チェリーセージホットリップス)はシソ科アサギリ属の宿根草チェリーセージとして流通するサルビア・ミクロフィラと、似た姿のサルビア・グレッギーと、その交配種のサルビア・ヤメンシスの中の何かの交配種です。性質・育て方はチェリーセージと同じです。

庭植えにすると水やりもほとんど不要で、長期間咲いて夏の暑さにも枯れず、冬も地上部が枯死するものの越冬します。株は大きくなるが地下茎でどこまで広がることはない。

手間が掛らず、育てやすく、ハーブの香りがあり、他の植物の虫除けにもなるなど、いいことづくめのガーデニング材です。ただ、よく開花するといっても花が小さく、チラホラと開花するものなので、人によっては「思ってたのと違う」と不満を持つ人もいます。近所に開花している株があれば見てから購入を判断した方がいいです。
樹高1m〜1.5m
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他のサルビア・セージ類については以下のページを参考に。

水やり

庭植えの水やり

庭植えにすれば、根付くまでは水をやりますが、その後は降雨だけで十分です。真夏に日照りが続くようならば水をやってください。

鉢植えの水やり

鉢植えにした場合は、土が乾いたら水をやってください。土が濡れているうちは水をやらないようにします。サルビアホットリップスは乾燥気味を好みます。

冬は寒さに当たって枯れ込むことがあります(残ることもある)。枯れ込んでも根が生きていれば、春になればまた芽吹くので、諦めずに冬の間もちょくちょく水やりをしましょう。

肥料

春から秋の開花する時期に薄い液体肥料を2週間に一回やるか、緩効性化成肥料を1ヶ月に一回少量やります。肥料がないと多少開花が鈍くなりますが、そもそも痩せ地でも育ちますし、肥料がなくても枯れることはほとんどないです。生育が鈍いと思ったら肥料をやる程度にしましょう。
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植え付け・植えかえ

時期

春(4月〜5月)か秋(9月〜10月)に植え付け・植え替えをします。真夏は避けます。植え替えの時に株分けもできます。鉢植えの場合は2年〜3年に一回植え替えをしましょう。

用土

鉢植えにする場合はハーブ用の土で植え付けをします。もしくは一般的な培養土でもいいです。庭に植える場合も出来ればハーブ用の土で植え付けをするといいです。元の土があまりに水捌けが悪いならば、川砂・赤玉土などを入れて水捌けをよくしてから植えましょう。
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鉢植え

8号鉢10号鉢に1苗を植え付けます。
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鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)でふさいで、その上に水捌けをよくするために鉢底石(軽石・ごろ石)を2cm〜3cmほど入れ、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。鉢を揺らすと隙間ができるので、また用土を入れていきます。最後に水をやります。水をやって土が凹んだら、また土を足してください。これで完成です。
古い土をおとして同じ大きさの鉢に植え替えることもできます。その際は傷んだ根を取り除き、地上部も半分ほど切り戻しましょう。植え替えのときに株分けもできます。

庭植え

植え付けの2週間前に庭に直径30cm深さ20cmほどの穴を掘り、よく耕して苦土石灰を混ぜて中和させておきます。中和に1週間〜10日かかるので、待ってから元の土に対して2割か3割ほどの腐葉土堆肥を追加して、化成肥料を少量入れてよく混ぜて用土とします。これから1週間寝かせて土を馴染ませるといいです。

あとは穴に用土を半分戻し、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後にしっかりと水をやって完成です。
石灰と肥料が化学反応を起こすため、ずらして混ぜます。

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管理場所・日当たり

日当たりで管理します。半日陰でも生育しますが、室内ではなく戸外で管理しましょう。
夏の暑さで花が白単色になったり、赤単色になったりしますが、涼しくなると白赤の二色咲きに戻ります。これは夏の暑さでホットリップスが弱り、元の性質(ミクロフィラやグレッギー)が出たのではないかと思われます。

サルビアに割りに夏の暑さにも強いので戸外の庭植えに適しています――というか鉢植えにするのは勿体ないです。広がりすぎず、葉っぱがある間は甘い香りがし、手間が掛らず非常に便利。またコンパニオンプランツとして他の植物にアブラムシが付かなくなる効果もあります。

耐寒性がマイナス7度と強いので、関東でも冬も戸外で越冬可能です。ただし土が凍結すると枯れますので土が凍るような場所ではマルチングして防寒しましょう。

剪定

梅雨前に刈り込んで、夏は開花を休ませると摘芯になって脇芽が増えて秋以降に花が増えます。といっても、ホットリップスって花がすごく多いものでもないので、やらないでもいいです。

ただ、梅雨前に刈り込むことで株全体を小さくまとめる効果がありますので、ホットリップスが大きく暴れて困るなら、切り戻しはした方がいいです。

二年目以降は株全体が木質化して大きくなって枝が暴れます。バッサリと剪定することで小さくまとめられます。剪定には強いのですが、あまり強い剪定をすること枯れることがあります。株全体の半分くらいの剪定とどめておきましょう。

病害虫

バッタが発生して葉っぱを食べます。バッタはメス1匹で産卵して個体が増えるので被害が見られたら早めに薬剤を散布した方がいいです。基本的には病害虫は発生しないです。
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