ボッグセージの育て方
目次
ボッグセージとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり夏の剪定冬の剪定病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ボッグセージ
- 科名
- シソ科
- 属名
- アキギリ属
- 学名
- Salvia uliginosa
- 別名
- サルビアウリギノーサ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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ボッグセージとは?
ボッグセージは
シソ科アサギリ属の半常緑
低木。
学名はサルビア・ウリギノーサ(Salvia uliginosa)。最近はウリギノーサでも流通してます。ボッグセージの「ボッグ」は「湿地」「沼地」という意味で、湿地に自生するセージ。よって他のシソ科のセージとは違って、乾燥には若干弱い。「乾燥にとても弱い」ということはないのですが、同じ感覚で
水やりをしているとすぐにしおれて結局枯れます。
セージと名付いているのでお茶にしたいところですが、臭い。
草丈は1mかそれ以上にもなる。花は透明感のある青花で水色から濃い青まであります。一本の花は少ないが群生するとすごい。少ない株で植えても、イマイチかもしれないです。寒さに強い。
宿根草で毎年咲いて株が増える。
水やりさえクリアすれば、非常に長い間花を咲かせる上に、冬には地上部が枯れますが、春には芽吹いて、毎年咲きます。春になると根元からシュート(ひょろ長い芽)を伸ばして増えます。草丈が大きくなりすぎる。
切り戻しをしましょう。丁度イイ高さになったら
摘芯(切り戻し)をする。すると脇芽が出てボリュームが出て、花も増える。草丈が大きいのに支柱が無くても倒れない。だが、
台風などの強風に会うと折れて倒れる。強風対策に支柱は必要かもしれない。
こういう簡単で毎年花が咲く便利な苗は
ホームセンターなどでは儲からないので出回りません。ネットショップが早い。
最初にまとめ
●ボッグセージは湿地性の
サルビア(セージ)。
●乾燥が若干苦手。水切れに注意する。地植えの場合は乾燥した時は水やりをする。
●鉢植えの場合は生育時期に
肥料をやる。
●庭植えの場合は肥料は不要。
●生育時期に適宜
剪定して、小さくまとめるといいです。
●冬は落葉するが、春には芽吹く。鉢植えの場合は冬の間も水やりを忘れずに。
●庭植えが楽。ただ、広がりすぎるかもしれない。
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水やり
ボッグセージは湿地のサルビアですから、他のサルビア(=セージ)に比べると乾燥が苦手です。鉢植えの場合は、土が乾ききる前に水をやるようにします。梅雨や秋の長雨くらいなら
根腐れしないです。
庭植えにした場合は、一旦根付いてしまえば、乾燥に(まぁまぁ)耐えますから、水やりに気を使うのは最初の2週間ほどです。ただ、夏や乾燥する時期は庭植えにしていても、水やりをしましょう。
肥料
ボッグセージは肥料がなくても枯れることはないんで、庭植えの場合は肥料をやりません。鉢植えの場合は肥料成分が流れ出て不足しやすいので(水やり頻度が多いため余計に流れ出やすい)、春に芽吹いて以降、二週間に一回程度、液体肥料をやります。
植え付け・植えかえ
植え付け・植え替え時期
春か秋に植え替え、植え付けをします。
用土
用土は花と野菜の
培養土。もしくは
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたもの。
ハーブ用の土では
水はけが良すぎて、すぐにしおれてしまいますので使わないようにします。
鉢植えの植え替え・植え付け
鉢植えにした場合、根の張りがよすぎてすぐに
根詰まりを起こします。植え替えは芽吹き始めた春がもっとも適していますが、多少遅れても植え替えはしたほうがいいです。というのも根詰まりをすると、水もちが悪くなり、ボックセージの大敵「水切れ」を起こしやすくなるからです。
植え替えは多少乱暴に扱っても大丈夫。古い土を半分ほど落として植え替えをしましょう。植え替えは毎年です。
株を取り出し、古い土を三分の一から半分を落として植え替えます。鉢の底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cmか3cmほど入れます。用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていって、最後に水をやって完成です。
●株が大きくなること、乾燥が苦手であることから、鉢植えより庭植えに向いている植物です。
●植え替えの際に、株分けも可能。
庭植え
一旦植えると、毎年芽を出して花を咲かせます。増えすぎないように引っこ抜く勇気を持ちましょう。もしくね根止めを埋めて地下茎が伸びないようにしておきます。
庭を深さ20cmほど、直径30cmの穴を掘り、掘り出した土に
苦土石灰を混ぜて中和させておきます。中和には1週間ほどかかるので待ち、腐葉土か
堆肥を元の土に対して3割ほど足して、化成肥料を説明書の半分の量を入れてよく混ぜておきます。苗を入れ、隙間に用土を入れて、水をしっかりとやります。これで植え付けは完成です。
株は横に地下茎で伸びていくので、何株も植えないで1株植えて様子を見ましょう。株が大きくなったら掘り上げて株分けすると、いくらでも増えます。
管理場所・日当たり
日当たりのよい、風通しの良い場所に植え付けをします。湿地性のサルビアですが極端な乾燥じゃなければ大丈夫です。
半日陰だと徒長(ひょろながになること)する。それでも日陰でないなら成育し、花をつけます。
夏の剪定
ボッグセージはよく生育し、放置していると1mかそれ以上になってしまうので、適宜切り戻して、小さくまとめた方がいいです。春から秋の開花時期であれば、いつ剪定しても新芽が出てきて開花します。
他のサルビア・セージ類は高温多湿が苦手なんですが、ボッグセージは多湿はそれほど苦手ではないので、気にしないでいいです。
冬の剪定
ボッグセージは寒さに当たると、地上部が枯れ込んできます。枯れたら、地上部を刈り込んでしまいましょう。
病害虫
ほとんど見られない。
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