フレンチラベンダーの育て方
目次
フレンチラベンダーとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定月別育て方関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- フレンチラベンダー
- 科名
- シソ科
- 属名
- ラバンデュラ属
- 学名
- Lavandula stoechas
- 別名
- ストエカスラベンダー・イタリアンラベンダー
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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フレンチラベンダーとは?
フレンチラベンダー(ストエカス系)は
シソ科の
多年草・
宿根草の
ハーブの
ラベンダーの仲間。
ウサギの耳のように花びらが二本、ぴょんと飛び出すのが特徴。他のラベンダーよりも暑さに強く、日本での栽培に比較的に向いています。茎も太く、折れにくく扱いやすいラベンダーです。
フレンチラベンダーは比較的耐暑性と耐寒性があり、育てやすいラベンダーです。収穫は6月の梅雨入り前に行います。これは梅雨〜夏に蒸れて枯れてしまうのを防ぐために、刈り込んで風通しをよくする目的を兼ねています。
この時期に収穫・刈り込みをしないと、梅雨〜夏に葉っぱが黒く変色してポロポロと落ちます。蒸れを疑ってください。
耐寒温度はマイナス5度。霜に当たっても枯れないが傷む。土が凍ると枯れてしまいます。
イタリアンラベンダー?
フレンチラベンダーと呼ばれるものに「ラベンダー・ストエカス (Lavandula stoechas)」、「
ラベンダーデンタータ(Lavandula dentata)」などがあります。
イタリアンラベンダーはフレンチラベンダーと全く同じ植物です。
ラベンダーには系統がある
ラベンダーにはアングスティフォリア、ラバンディン、ストエカス、プテロストエカスといった系統があり、多くの品種があります。フレンチラベンダーはその中のストエカス系です。
その他の系統についての詳細は以下のページを参考にしてください。
ラベンダーの系統・
品種と耐寒温度のまとめスポンサーリンク
水やり
地中海の強い日差しと乾燥した環境で自生するハーブです。なので乾燥に強く、蒸れに弱いです。梅雨と秋の長雨に合うと、蒸れて葉っぱが落ち、場合によっては
根腐れも。
庭植えの水やり
水は基本的に控えめでOK。庭植えだと尚更です。庭植えにした場合は、土が乾いていたら、たまにやる程度で、真夏であってもよほど乾燥しない限りは、水をやらなくても大丈夫です。もしも夏に元気が無いなら、水を夕方か朝にやってください。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
鉢植えの水やり
鉢植えにした場合は、土が乾いていたら鉢底から染み出すくらいに、水をしっかりとやってください。この場合も水のやりすぎは禁物です。一旦水をやったら、土が乾くまでは水をやりません。
梅雨の時期は雨の当たらない場所に移動させてください。
肥料
基本的に
肥料は控えめにする。春に生育し開花するので、この時期に2週間に一回程度、液体肥料をやる。緩効性化成肥料でもいいが、夏に残るとトラブルの元になるのですぐに水に溶けて流れていく液体肥料が調節しやすいです。
植え付け・植えかえ
時期
開花時期は植え替えない。植え替えは3月〜5月の開花していない時期。開花している場合は翌年の春に植え替え・植え付けをするのが無難。3月の最低気温が5度以上になったら植え替えましょう。
詳細は以下のリンクを参考に。
用土
フレンチラベンダーはアルカリ性の土を好みます。日本の土は基本的に
弱酸性なので、庭に植える場合は、
苦土石灰で中和してから植えてください。中和しないと徐々に弱って消えてしまいます。
中和は植え付けをする1週間ほど前におこないます。
鉢植えにする場合は、ハーブ用の土か、ラベンダー
専用土か、
赤玉土5
腐葉土3川砂2を混ぜたものを使います。鉢底にはもちろん
軽石を入れます。専用土を使うと便利かつ、色々と揃えるより結局安上がりです。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は古い土を落とさないで、現在よりひとまわり大きな鉢に植え替えます。
詳細は
ラベンダーの鉢植えの植え替え・庭植え・種まきのまとめを参考に。
庭植え
庭植えの場合は、植え付けの1週間前に掘り返して苦土石灰を1平方mあたり150g〜200gほど混ぜておきます。1週間で中和しますので、ここに植え付けます。株を入れて、土を隙間に入れ、水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりを好みます。
春から秋は戸外の日当たりで管理します。梅雨や秋の長雨の時季は移動できるのであれば、雨の当たらない軒下などに移動させてください。雨に長期間さらされると、蒸れて傷んでしまいます。
夏は風通しの良い
半日陰で管理します。夏に半日陰じゃない場合は寒冷紗で日陰を作ることも考えます。夏の暑さ・乾燥・蒸れなどの症状がハッキリと現れるのは涼しくなってからってこともありますので、用心しておいて損はないです。
冬の寒さには一定の耐性がありますが、霜が直撃すると枯れなくても傷んでしまいます。霜よけをしてやるか、霜が当たらない軒下に移動させるかしてあげます。また、土が凍結すると枯れるので、凍結する地域は凍結しない場所に移動させます。
剪定
梅雨前に高さの半分ほどまで刈り込んで、枯れた葉と取り、密生しているなら茎を減らして、風通しをよくして
夏越しできるようにしておきます。
それとは別に晩秋に強い
剪定をする。強剪定は株を更新してリフレッシュするもので2年か3年に一回します。詳細は以下のリンクを参考に。
月別育て方
フレンチラベンダーはストエカス系なので、以下のページの中の「ストエカス系」を参考にしてください。
1月のラベンダーの栽培
2月のラベンダーの栽培
3月のラベンダーの栽培
4月のラベンダーの栽培
5月のラベンダーの栽培
6月のラベンダーの栽培
7月のラベンダーの栽培
8月のラベンダーの栽培
9月のラベンダーの栽培
10月のラベンダーの栽培
11月のラベンダーの栽培
12月のラベンダーの栽培スポンサーリンク
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