尻腐れ
カルシウム不足だと尻腐れを起こす。苦土石灰をやって予防する。すでに症状が出ている場合は、土にやっても効果が出るまで時間がかかるので、水で溶かして葉っぱに
ジョウロで散布する。
ホオズキカメムシ
カメムシが発生します。ピーマンの茎葉から汁を吸い、弱らせるだけでなく、ウィルス感染させる。幼生は
アブラムシと見間違って、アブラムシの薬剤をかけていたら全然効かないから、よく見たらカメムシってことがあります。肥料が多すぎると発生しやすい。葉の裏に卵を産むので、蚊取り線香の熱で炙り焼くといいです。もしくは葉っぱをむしって踏み潰す。
タバコガ
孵化後、幼虫は葉を食べ、大きくなると実を食べる。葉っぱを食べるうちは、なんとも思わないが、実を食害されると腹が立つし、収穫して台所で割って内部に芋虫がいるのでショックを受ける。早めに薬剤(ゼンターリなど)で駆除したい。芋虫系に効果があり、人間には影響のないBT剤があるので、これを使います。もしくは防虫ネットで覆います。
ホコリダニ
発生したらアーリーセーフ・コロマイト・アファームを散布する。植え付けの時にモベントをやると予防できる。パッと見にはなにも虫が見られないが、新芽の汁を吸い、黒く縮れてしまう。これだと新芽が伸びない。
コナジラミ
コナジラミが発生する。葉や茎の汁を吸って弱らせる。成長点(新芽)にたかってチリチリにしてしまう。
モザイク病(ウィルス)
葉っぱにモザイク状の模様が出てきたらモザイク病です。アブラムシなどの汁を吸う害虫が他の草のウィルスを運んで来るので、近くの
雑草を刈っておくことで予防は可能。感染したら治療はできず、他の株まで感染するので、株は廃棄する。
ナメクジ
湿度が高い梅雨〜夏とナメクジが発生しやすい。葉っぱを食べ、葉の上に歩いたヌラヌラと光る跡が残る。ナメクジの誘引・駆除剤でほぼ見かけなくなる。
青枯病
病原菌によって葉っぱが青いまましおれてしまい、枯れていく病気で、土壌に潜んで何年かは感染が続くことになる。発生したら
イネ科・
マメ科を栽培することで、回避します。
コガネムシ
コガネムシの幼虫が根を食べると、調子を崩して、最後は枯れます。健康的な葉っぱがポロポロと落ちていくのはコガネムシの可能性が高い。鉢植えなら鉢ごと水に沈めると窒息死させられる。もしくは薬剤で駆除します。
病害虫の雑記●窒素不足・マグネシウム過剰・密生や多雨などによる湿害で葉っぱが黄色くなってしまう。ピーマンは湿害に弱い。
●肥料過多になると、葉っぱがカールしたり、葉っぱの縁(フチ)が枯れ込んでくる。
●花は雨に当たると落ちやすい。ある程度は大目に見る。