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猫にとって危険な植物
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2023-03-03
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猫にとって危険な植物と予防法
このページでは猫にとって危険な植物をまとめています。
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ユリ科・ヒガンバナ科
タマネギ・ナガネギ・ニンニクなど
タマネギ
には有機チオ硫酸化合物が含まれ、これを口にすると溶血性貧血や血色尿、腎臓疾患を起こします。猫の死亡原因の多くが腎臓病で、その大きな要因が
ユリ科
の植物たちです。そんな危険なものを猫が口にするのか?って思いますが、食べるんですよね。
猫を育てている人には常識ですが、ハンバーグやカレーといった人間が日常的に食べているものにネギ類が入っていて、これらを食べさせることが猫の寿命を短くしているというのは知っているでしょうが、
カサブランカ
・
スイセン
・
グロリオサ
などのユリ科植物全般が危険で、例えばカサブランカの花粉や、切り花のユリが浸かっていた花瓶の水でも腎臓にダメージがあるとされています。
ユリ科
植物については以下のページを参考にしてください。
タマネギ(玉葱)の育て方・栽培
ヒガンバナ科ネギ属Allium cepa
ニンニク
、
カサブランカ
、
グロリオサ
、
スイセン
、
ギボウシ
、
アガパンサス
ヒガンバナ科
ユリ科・
ヒガンバナ科
は近い性質で、どちらも毒を持っている種類が多いです。人が食べても危険なくらいです。
彼岸花(ヒガンバナ)の育て方
ヒガンバナ科ヒガンバナ属Lycoris radiata
大豆
大豆
・
枝豆
には栄養を吸収するのを阻害するレクチン、ミネラルを排出させるフィチン、下痢・腸の炎症を引き起こすサポニンが含まれています。これらは加工すれば大丈夫なので、生の大豆を与えないなら大丈夫です。
エダマメ(枝豆・大豆)の育て方
マメ科
サトイモ科の植物
観葉植物
として室内で管理されることの多い
ディフェンバキア
、
クワズイモ
、
クッカバラ
、
モンステラ
、
ポトス
、
シンゴニウム
などの
サトイモ科
の植物の汁は、口にした場合は口内炎、舌炎、よだれなどの症状が見られ、受益に接触した場合は皮膚炎を引き起こします。
観葉植物ではないですが
アンスリウム
もサトイモ科なので、栽培している場合は注意しましょう。
ディフェンバキア
サトイモ科ディフェンバキア属Dieffenbachia
クワズイモ
、
クッカバラ
、
モンステラ
、
ポトス
、
シンゴニューム
カランコエ
ベンケイソウ科
の
カランコエ
の仲間には全草に毒があり、猫の心臓に悪影響があります。カランコエは室内で栽培することが非常に多い植物なので、室内に取り込む場合は気を付ける必要があります。
カランコエの育て方
ベンケイソウ科カランコエ属Kalanchoe blossfeldiana
キョウチクトウ科
キョウチクトウ科
の植物は毒性があり、口にするのであれば、猫のみならず人間にとってもかなり強い毒があります。繁殖力が強く、また派手な花を咲かせる種類が多いので庭植え・鉢植えで育てていることが多いです。頑健で日光を好む植物が多いので、室内栽培にすることはあまりありませんが、チェックしておいて損はない植物たちです。
キョウチクトウ(夾竹桃)の育て方
キョウチクトウ科キョウチクトウ属Nerium oleander var.indicum
セイロンライティア
、
テイカカズラ
、
ハツユキカズラ
、
マンデビラ
ジンチョウゲ科
ジンチョウゲ
は香りの良い植物として、庭木でよく植えられていますが、この葉っぱを口にすると猫は炎症や水疱を起こし、飲み込んでしまうと胃腸障害、むくみ、よだれ、嘔吐、血便などの症状を引き起こします。ちなみに人間でも樹液に触れるとカブれるなどの症状があります。
沈丁花(ジンチョウゲ)の育て方…鉢の植え替えはなぜ失敗しやすいか?
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属Daphne odora
ミツマタ(三又)の育て方
ジンチョウゲ科ミツマタ属Edgeworthia chrysantha
アジサイ
アジサイ
の葉には毒性があり、猫がたくさん食べた場合は死亡することもあります。室内栽培する植物じゃないんですが、ギフトでもらった場合は開花期間中は室内で管理することも多いので気をつけましょう。
紫陽花(アジサイ)の育て方…剪定はいつ?どこで切るといい?
アジサイ科アジサイ属Hydrangea
トウダイグサ科
トウダイグサ科
の植物は樹液が白く、ここに毒性があります。人間でも触れるとカブれますから、猫が触れると危険です。これらは接触して植物を傷つけて、樹液が出て、それに触れたり、口にする可能性があって危険です。
特に冬に流通する
ポインセチア
は知っておくべきでしょう。
トウダイグサ科
ミルクブッシュ
トウダイグサ科ユーフォルビア属Euphorbia tirucalli
ポインセチアの育て方
トウダイグサ科ユーフォルビア属Euphorbia pulcherrima
ナス科
人間はなんとなく食べている
ナス
ですが、実はアルカロイドという毒があります。よく秋ナスは嫁に食わすな!はナスを大量に食べると体が冷えるからという説もあるように昔から、おいしいけど大量には食べない方がいいものです。猫もたくさん口にすると下痢や嘔吐、昏睡状態になります。
その他の
ナス科
植物(
トマト
・
ジャガイモ
など)も猫は口にするのは避けるべきものです。ジャガイモは芋自体は蒸せば食べられますが、葉っぱや花や芋の緑の部分は食べさせちゃいけません。
ところで、ナス科の中でも
ダチュラ
(
エンジェルトランペット
)に関しては人間が口にしても危険な植物です。
ナス科
エンジェルトランペット
ナス科キダチチョウセンアサガオ属Brugmansia
食用の唐辛子(トウガラシ)の育て方…べランダでも!初心者向け野菜
ナス科トウガラシ属Capsicum annum
ツツジ科
ツツジ科
の植物には毒性があり、花・草などを口にすると様々な症状を起こして、接種が多いと死ぬこともあります。人間にとっても大量だと毒になります。子供の頃に
ツツジ
の蜜を吸っていた人もいるでしょうが、量が多いと気分が悪くなるものなんですよね。
ちなみにツツジ科というと
ブルーベリー
があります。ブルーベリーの実は猫が食べても大丈夫ですが、葉はやはり毒性があるので注意が必要です。
戸外で栽培する植物なので、室内で猫を飼っている分には危険はないですが、以下の植物もチェックしておくといいです。
ツツジ(躑躅)の育て方…剪定時期が大事!どのくらいまで剪定するか?
ツツジ科ツツジ属Rhododendron
アメリカイワナンテン
、
アセビ
、
ブルーベリー
リュウゼツラン科
リュウゼツラン科
(
キジカクシ科
)の植物…観葉植物でよく見かける
ドラセナ
なども葉には毒性があり、猫が口にすると嘔吐下痢や手足のしびれなどの症状を引き起こし、量が多ければ、死ぬこともあります。
リュウゼツラン科
キジカクシ科
キンポウゲ科
キンポウゲ科
の植物も毒性があります。人間でも作業をするときは手袋をした方がいいくらいですからね。
クレマチス
や
クリスマスローズ
は庭植え・鉢植えでよく栽培されているので、チェックしておきましょう。
クレマチスの育て方…植えてはいけない?鉢植え栽培なら問題なしです
キンポウゲ科センニンソウ属Clematis
クリスマスローズの育て方…鉢の植え替えの時期と手順は?
キンポウゲ科ヘレボルス属Helleborus
ベゴニア
庭植えにされることも多く、鉢植えで室内管理されることの多い
ベゴニア
にも、シュウ酸カルシウムなどが含まれ、毒性があります。
シュウカイドウ科
ベゴニアの仲間と育て方
シュウカイドウ科シュウカイドウ属Begonia semperflorens
シキミ
シキミ
というのは仏壇に飾る葉っぱのこと。庭植えにしていることはほぼないんですが、お店で買って、仏壇に供えている人はいるでしょう。シキミは人間にとってもかなり強い毒なので、猫にだって当然毒です。
もしも不安な場合は仏壇に備えるシキミを造花にするってのも手です。
シキミ(シキビ)の育て方
シキミ科シキミ属Illicium anisatum
シキミ造花の購入はこちら
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楽天市場
アヤメ科
アヤメ科
にも毒性があり、猫が葉を食べると口内炎、舌炎、汁に触れると皮膚炎などを起こします。
アヤメ科
ハナショウブ(花菖蒲)の育て方…鉢植えは開花中の水切に注意
アヤメ科アヤメ属Iris ensata
ランタナ
クマツヅラ科
の
ランタナ
の
種子
は毒性があり、哺乳類が食べると危険です。
コバノランタナ(小葉のランタナ)の育て方
クマツヅラ科ランタナ属Lantana montevidensis
ランタナの育て方…剪定して次の花を咲かせる!中間地では戸外で冬越しします
クマツヅラ科シチヘンゲ属Lantana camara
猫には「猫が食べる草」を食べさせましょう
猫が草を食べる理由は「毛玉を出す」「栄養」「嗜好」と色々と言われ、ハッキリしませんが、食べるものは食べてしまいます。実際食べてしまっていて、そこが問題なんですよね。上記の毒性のある植物を食べさせないためにも、「食べられる草(=
キャットグラス
)」を普段から十分に与えておくことが、なによりの誤食の予防法になります。
食べられる草(=キャットグラス)は
ホームセンター
で栽培キットを販売していることもありますし、すでに生えているものが並んでいることもあります。
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以下のページを参考に栽培して用意しましょう。
犬猫の食べる草の育て方…ペットグラスとか犬猫楽し草とか別名いろいろあり!
イネ科カラスムギ属Avena sativa
イタリアンライグラスの育て方…ウサギの餌にどうぞ
イネ科ドクムギ属Lolium multiflorum
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