植えてよかったオススメの宿根草の一覧・リスト
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植えてよかったオススメの宿根草
このページでは、管理人が考えとユーザーの提案などから、植えてよかったオススメの宿根草をまとめています。参考にしてもらえると嬉しいです。
ところで「
宿根草=毎年開花してくれる手間がかからず便利」とは限らず、広がりすぎて困ることもありますし、何年かすると乱れてしまったり、何年か見たら、あなたが飽きることもあります。
宿根には一年中葉っぱが残る常緑タイプと、冬や夏に地上部がなくなるタイプがあります。これらのスタメン・レギュラーの
宿根草を庭の面積の7割か8割に植え、暑さや寒さで枯れる
一年草の色違い品種や新種を毎年、庭の面積の2割か3割に入れ替えつつ、うまく組み合わせて、飽きないように庭を彩っていきましょう。
ちなみに以下の項目は開花時期の順にしています。
余談ですけども…宿根草は秋に植えるとよい!とされますが、これは単に秋植え→春に開花の期間と春植え→春開花では、根を張るまでの期間が違うだけで、秋植えの方が株の生育に有利ということではないです。春に開花株が流通することが多いので、気にしないで春に植えるといいですよ。
ヒマラヤユキノシタ(開花2月〜4月・常緑)
ベルゲニア(
ヒマラヤユキノシタ)は草丈の低い
常緑植物。春になるとピンクの花を咲かせます。他の植物の邪魔をしないので愛好者は多いのですが、あまり流通していないですね。乾燥に強く、一度根付くと自然の雨だけでほぼ十分、数年は植えっぱなしでいいです。
夏の暑さにちょっと弱いので
半日陰・木陰に植えましょう。
アジュガ(開花4月〜5月・常緑)
アジュガ(セイヨウジュウニヒトエ)は日陰や半日陰でも生育する便利なガーデニング材。人によっては広がり過ぎる!ってこともありますが、明るい日陰でも「常緑」で綺麗な葉を維持できるのは嬉しい。
日当たりが悪いエリアがある場合は候補にあげるといいです。
スズランは見た目が可愛らしいのですが、結構しぶとい植物としてよく挙げられる。寒さには非常に強く、夏の暑さに弱いものの、そこを乗り越えると、一気に広がり、
こぼれダネでも増えるため、困ることもある。
ただ、範囲が限られていて、種が脱走しないのであれば、日当たりの悪いところに植えるのもあり。
エリゲロン(開花4月〜11月・落葉)
エリゲロン(
ペラペラヨメナ)は
キク科で花が白からピンクになり、1株で2色の花が咲き、その花が春から秋の長期間ずっと咲いてくれる植物。冬は地上部が枯れる。踏みつけには弱いが、土を隠す
グランドカバーとしても利用でき、石と石の隙間にも種が落ちて広がっていく。
日向・半日陰でも日陰でも問題なく開花する
初心者向けのありがたい植物。
ランナー・匍匐枝で広がりはしないのですが、こぼれダネで結構、あちこちから出てくることがあるので、増えすぎて邪魔になるかもしれないし、あちこちヒョロヒョロと匍匐して伸びて乱れやすい。その辺りを許せるなら、かなり便利。
草丈20cm〜30cm
ヒューケラ(開花5月〜6月・常緑)
ヒューケラは定番の宿根かつ、半日陰を好む
カラーリーフの植物。花も咲きますが葉っぱの色合いを楽しむものです。寒さに強く、冬も地上部が枯れない。乾燥が苦手です。
夏の暑さがちょっと苦手で、蒸れや乾燥で枯れることがあります。新品種たちは夏の暑さに強くなってはいるので、風通しの良い半日陰なら問題ないですし、日当たりでも
夏越しするものもあります(それでも木陰・半日陰が無難ですよ)。
草丈低い
サルビア・ネモローサ(開花5月〜7月・半常緑)
サルビア・ネモローサは茎が黒くて庭がしまりますし、花が終わってもガクが残り、それが長期間鑑賞できます。冬はそれまで伸びた枝葉は枯れ込むが冬芽で残って越冬する。
草丈は80cmほどになる。株間は30cm〜40cm確保する。毎年、株が大きくなっていき、開花が素晴らしくなるのは2年目以降。
肥料というか
腐葉土や
堆肥といった有機物をしっかりとやると株が大きくなりますよ。
草丈30cm〜80cm
サルビアは他に
チェリーセージ、
メドーセージ、
アメジストセージといった定番の宿根系もありますので、そちらも参考にしてください。
リシマキア(開花5月〜7月・常緑)
リシマキアの中でも
リシマキア・ミッドナイトサンや
リシマキア・ペルシャンチョコレートといった匍匐して広がり、銅葉のタイプがおすすめ。黄色い花が葉っぱに映えます。広がる速度は早くはなく、管理はしやすく、その上で、毎年出てくる。冬も葉っぱが残ります。
放置であっという間に広がる…ってわけじゃなく、少し乾燥が苦手なので、
水やりには注意が必要です。頑健なグランドカバーとはいきませんが、庭の宿根草の候補にしてあげてください。
草丈匍匐するので低い
アガパンサス(開花5月〜9月・落葉)
アガパンサスは、暑さ・寒さに強く、大株になり地植えにすると毎年開花する。通常種は冬に地上部がなくなります。春に澄んだ
青い花を咲かせます。よく庭に植えられているので珍しくないなーと思うかもしれませんが、よく植えられているのはやっぱり頑健で咲きやすいという大きなメリットがあるからです。
日当たりが悪いと花が少ないので、できるだけ日当たりにしましょう。日当たりだとよく成長し、大株になると花が何個も咲きますよ。
鉢植えでも栽培可能で開花しますが、やっぱり地植えの方が見応えがありますね。
草丈50cm、
花茎は80cm
アキレア(開花5月〜9月・落葉)
アキレア(ノコギリソウ)は地植えにすると地下茎で伸びて広がっていき、こぼれダネでも増えていく。増えすぎたら引っこ抜くようにしましょう。
少し落ち着いた色合いの花が咲き、他の植物と少し質感が違うので、好みは分かれますので、できれば植物園や店舗で花を見てから植えるといいです。草丈が高いものも低いものがあるので、植える場所によって変えましょう。
夏に蒸れて枯れることがあるので、梅雨明けから9月中旬までは、水やりを控えて葉っぱをむしって風通しをよくしておきましょう。痩せ地を好む植物で肥料はさほど必要ではないです。
草丈80cm
ガウラ(開花5月〜10月・落葉)
線の細い茎が伸びて花が風に揺れる姿が綺麗で、植えると春から秋の長期間チラホラと咲いて、冬は地上部が枯れ込みます。こぼれダネで増えることがあります。
矮性種と通常種があり、草丈が違うので、植える場所によって変えるといいです。
メインの花ではないですが、他の花との雰囲気を壊すことはない、脇役だけどずっといる!って感じですね。強風に当たると折れることがありますので、あんまり風が通る場所は避けた方がいいです。
草丈40cm〜1m
スファエラルケア(開花5月〜10月・半常緑)
スフェラレルケア(Sphaeralcea)は
アオイ科で丈夫な種類。伸びても切って小さくまとめればいいです。花も小さめで、他の植物の雰囲気を壊さないです。まだあまり流通していないのが難点ですね。
寒さに強く、暑さにも強い。冬は地域によっては落葉します。
学名をそのまま読めば、スファエラルケアですが、スファラルセア、スファラルケア、スフェラルケアと名前が揺れている。
キャットミント(開花5月〜10月・半常緑)
キャットミント(ネペタ)は色がやわらかく、細かく、他の植物と組み合わせやすい。草丈は50cm。
ミントの仲間ではないが、
ハーブの香りがあるのもメリット。切り戻すといい香りがしますよ。
花が終わったころに
切り戻し、蒸れを予防するといいです。他の手間はかからない便利なハーブ。
暖地・
中間地では夏には暑さで開花が止まります。
冬は寒さで地上部が枯れることもあるし、枯れないこともある。
草丈50cm
猫が好む香り!とされますが、そこまでの誘因の力はないので、猫が好きなら
キャットニップをどうぞ。
モナルダ(開花6月〜8月・落葉)
モナルダは冬は地上部が枯れますが、春には芽吹いて開花し、夏の間はずっと開花します。しかも、その花も愛らしいハーブです。花が終わったあとのシードヘッドと呼ばれるものも鑑賞価値があります。
乾燥に強く、地植えで雨に当たる場所であれば、よほどの日照りじゃない限りは水やり不要です。
宿根フロックス(開花6月〜9月・落葉)
宿根フロックスのうち流通している品種は夏の暑さに強く、しっかりと夏にも開花してくれる。冬は地上部がなくなります。地下茎で横広がって伸びて大株になっていくので、余裕を持って植え付けましょう。
夏に開花するものというと
カンナとか
タチアオイや
タイタンビカスのように大きくて派手なものが多いが、宿根フロックスは花が小さいものが密集するタイプで、可愛らしい。
ちょっと
ウドンコ病になりやすいので、そこはご理解してください。ひどい場合は薬剤で予防・治療をしましょう。
あと、ちょっと草丈が大きいので、冬前に地際でバッサリと刈って、春以降の草丈を抑えるといいです。
草丈1m
フロックスと呼ばれる植物はいくつかあり、ややこしい。フロックスの他の種類については
を参考にしてください。
ホスタ(開花6月〜9月・落葉)
ホスタ(
ギボウシ)はマットな質感の葉っぱがメインで、斑入り種がいいけど、斑入りじゃないものも綺麗。その上、花も綺麗。大型と小型があり、大型はとんでもなく大きいので、小型のものを選びましょう。日向だと
葉焼けすることがあるので、木陰がよいが、明るい日陰でも生育します。
真冬は地上部がなくなります。鉢植えでも地植えでも適した植物です。
メテオールシャワー(開花7月〜10月・落葉)
メテオールシャワーは
三尺バーベナ(
バーベナ・ボナリエンシス)の
園芸品種。三尺バーベナの丈を小さめにし、花も小さめにし、枝分かれしやすく、花が増えたもので、宿根で毎年、生えてきます。
日陰でも育ち、過湿が苦手です。
三尺バーベナはこぼれダネでも増えるのですが、メテオールシャワーは種ができにくい。それに三尺バーベナより茎が硬く折れにくい。三尺バーベナが大きすぎる!折れる!増えすぎる!って思ってた人はこれに切り替えるといいです。
エキナセア(開花7月〜10月・落葉)
エキナセアは宿根で冬を越してどんどん株が大きくなる。2年目以降が大きくなって花が増える。過湿が苦手で、土の
水はけが悪いと夏越しできずに消えてしまうので、継続して栽培できるかどうかは環境による。
花色が多くあり、派手な色合いが多く、植えた花色に飽きるかもしれない。
冬は地上部がありません。
ルドベキア(開花7月〜10月・落葉)
ルドベキアで昨今流通しているものは寒さに強く宿根性で、毎年大きくなっていく。開花後に花びらが落ち、花の芯の黒い部分のシードヘッドが残り、これも鑑賞価値がある。昔からあるタカオや、ブラックジャックゴールドなど黄色の花が多いのですが、アーバンサファリのような緑花など他の色合いもあります。
原種ではなくて品種のルドベキアは水はけが悪く、過湿になると枯れやすいですので葉っぱをむしったり切り戻すなどの手間が必要になりますし、株の寿命が短いものなので2年か3年で徐々に弱ってしまいます。
ルドベキア・タカオはかなり強く、こぼれダネで更新されるので、上記の品種が枯れるようなら試してみてください。
オミナエシ(開花7月〜10月・落葉)
オミナエシは
秋の七草の一つで、夏から秋にかけて黄色い花を咲かせます。この黄色が蛍光色のような色合いで、目を惹きます。日本に自生する植物なので栽培自体は容易。問題があるとすると、花の香りがちょい臭いこと(うんこの匂い)。近づいて嗅がないとわからない程度で、庭にその匂いが溢れかえることはないですから、問題になることはないです。
シュウメイギク(開花8月〜11月・落葉)
シュウメイギクは
アネモネの仲間で、昔から植えられているんですが、昨今流通している新品種は種ができにくく、従来ほど、こぼれダネであちこちに生えてこない。宿根草は春から夏に開花して、秋の開花が少なめなので、秋に開花するのが嬉しい。
冬には地上部が枯れます。
ツワブキ(開花10月〜12月・半常緑)
ツワブキは大きなツヤツヤな葉っぱに、晩秋から冬に黄色い花が咲く、昔から
シェードガーデンに植えられる定番の庭の植物。日陰に強く、逆に強い日光では葉焼けしてしまうので、何かの樹木の下や日当たりの悪い場所に植えると非常に便利です。
クリスマスローズは冬に開花する
ビオラ・
パンジーと並ぶ冬の代表的植物。半日陰でも咲くので、環境が合えば手間がかからないのですが、夏の暑さに弱い。また、花が下を向いて咲くため、場所によっては開花していてもずっと花の背中を見ることになります。
鉢植えにして台の上で鑑賞するといいです。
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最後に…
以上が、植えてよかったと評判の良い植物たちです。あくまで誰かの評価であり、あなたのお庭でも同じように機能するかどうかは分かりませんので、参考にとどめてください。
それではまた。
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